ビー・デビル 作品情報
びーでびる
ソウルの銀行に勤める独身女性ヘウォン(チ・ソンウォン)は、トラブルとストレスだらけの都会生活から逃れるように、子供の頃に暮らした思い出の島を訪れる。そこは、たった9人の住民が暮らす絶海の孤島。彼女を出迎えたのは、生まれてから一度も島から離れたことがない幼馴染みのキム・ボンナム(ソ・ヨンヒ)だった。人なつっこい笑顔でヘウォンの帰郷を喜ぶボンナムだったが、明るい表情の陰には、地獄のような苦しみに耐えてきた日々があった。昼は村の老人たちに奴隷のようにこき使われ、夜は男たちの慰み者。さらに、夫からの暴力も日常茶飯事。人としての価値も尊厳も踏みにじられながら、たったひとつの希望を胸に、地を這うように生きてきたのだった。神にすがるような思いで、自分をソウルに連れて行ってくれるよう、ヘウォンに懇願するボンナム。だが、面倒事から逃れようと島を訪れたヘウォンにとって、それはボンナムのわがままであり、彼女にとってはただ煩わしいだけだった。そんなある日、ついに取り返しのつかない悲劇がボンナムを襲う。その瞬間、この美しい島を地獄絵図に変える惨劇の幕が開いた……。
「ビー・デビル」の解説
ごく少数の住人だけが暮らす絶海の孤島を舞台に、長い間虐げられてきた女性の復讐劇を通して、人間の残酷さと醜さを描き出すバイオレンス映画。「サマリア」などで知られるキム・ギドクの助監督を務めてきたチャン・チョルスの長編第一作。出演は「チェイサー」のソ・ヨンヒ、「ハーモニー 心をつなぐ歌」のチ・ソンウォン。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年3月26日 |
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キャスト |
監督:チャン・チョルス
出演:ソ・ヨンヒ チ・ソンウォン パク・チョンハク ファン・ミノ |
配給 | キングレコード |
制作国 | 韓国(2010) |
年齢制限 | R-18 |
上映時間 | 115分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。
P.N.「ミスチーフジョーンズ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2011-05-02
サスペンスという事になっているが、それらしい所は全然なく、殺されそうな事ばかりやる人達が、殺しそうな人に、案の定、殺されるまでの過程を描いた、バイオレンス映画。社会的無関心や田舎の人権にに対する視点も盛り込まれてはいるが、重点はない。田舎の自然が全然美しくなく、主人公がわざわざ帰省したがる動機も不明。冒頭とラストの構成は「巧い」ので、踏まえて全体を考えると、「名作」かもしれない。