やぎの冒険 作品情報
やぎのぼうけん
沖縄にはやぎを食べる文化がある。那覇などの街でその習慣は薄れつつあるものの、新築祝い、事務所開き、誕生祝い、船の建造祝いなど、祝いの席にやぎはつきものであった……。小学6年生の金城裕人(上原裕人)は那覇の街っ子。冬休みを母親の実家がある今帰仁村で過ごそうと、ひとりバスに乗り沖縄本島北部へやってきた。山と海に囲まれた緑深い集落、赤瓦のウチナー家に住むのは、やさしいオバア(吉田妙子)とオジイ(平良進)、粗野な裕志おじさん(仲座健太)、同い年の従兄弟の琉也(儀間盛真)、2匹の子やぎのポチとシロ。裕人は、ヤンバル育ちの少年たちと自然の中で楽しい毎日を過ごすのだった。そんなある日、裕人は2匹の子やぎのうちポチがいなくなっているのに気づく。だが、裕人が目にしたのは地元の人たちにつぶされるポチの姿だった。ショックを受けた裕人を尻目に、今度はシロを売ろうとする裕志おじさん。そのとき、突然シロが逃げ出した……。
「やぎの冒険」の解説
14歳の中学生、中村颯吾監督による長編デビュー作。沖縄・ヤンバル地方を舞台に、食べられるために生まれてきたやぎとそれを見つめる少年の姿を描く。出演は、オーディションで選ばれた新人・上原裕人、「真夏の夜の夢」の平良進、吉田妙子、「ニライの丘 A Song of Gondola」の津波信一、「NOEL ノエル」の金城博之など。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年1月8日 |
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キャスト |
監督:仲村颯悟
出演:上原宗司 儀間盛真 平良進 吉田妙子 城間やよい 津波信一 山城智二 仲座健太 金城博之 |
配給 | シュガートレイン |
制作国 | 日本(2010) |
上映時間 | 84分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-10-13
私はやぎちゃんというフリーアナウンサーと仲良くさせて頂いている。凄い美人だ。だからこの映画のタイトルのやぎの冒険はやぎちゃんのことを思い出さずにはいられなかった。だがこの映画は女性のお話ではなく、食問題をテーマにしている。沖縄にはやぎを食べる習慣があるというのだ。中学生の監督が沖縄を舞台に少年の成長を見事に描いている。とても心地よいと思った。素晴らしい作品だ。