P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-10-09
モダンな函館市の叙景と重なる物語のエピソード集は寂しく刹那く逞しくも在るんだ
かいたんしじょけい
総合評価4.71点、「海炭市叙景」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
モダンな函館市の叙景と重なる物語のエピソード集は寂しく刹那く逞しくも在るんだ
小林多喜二の小説・蟹工船を読むと本篇ロケ地の函館の港が舞台と知り興味深く想う
ファミリー劇場で放送されたドラマ〈ストロベリー・ナイト・スペシャル〉に本篇の谷村美月が出て居てラストでヒロインの武内結子に手を差し出すシーンが有った。ドラマは捜査1課のミステリー篇だったが函館市を舞台にしたomnibusな本篇を想い出して,また観たく為って仕舞う
NHKラジオ深夜便で北海道函館市西部地区での飲食街バルでの町興しの譚を聴いていて,本篇で紡がれた様な函館の風景と人々のepisodeのcollage叙景が蘇って来た…。スペインのバスク地方で修行したと云う人の真夜中のラジオ放送を聞きながら
そして,NHKTVドラマ第3夜「満願」も又,熊切監督演出の本ジム・オルークの音楽で奏でられた一練りされた様なmysteryドラマで在った
市電がs石畳の海炭市(函館市)を進む夜景は幻想的でまるでリスボン見たいだ!其処を舞台に繰り広げられるオムニバスな愛の群像劇は、ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品をも連想させた…。其の短篇集を読んで見てから再度見たが謎が深まって行く…。音楽もまた、佳い♪
かき揚げを半分に切って、年越蕎麦にいれるところが良かった。