黒く濁る村 作品情報

くろくにごるむら

20年もの長い間、父と音信不通になっていたヘグク(パク・ヘイル)。その死の知らせを受け、父の暮らしていた山奥の村を訪れる。村長(チョン・ジェヨン)と共に葬儀をすませるが、死因は明かされないままだった。さらに、村人たちはヘグクに対してあからさまな警戒心を見せる。村の様子がおかしいことに気付いた彼は、父の死因を調べ始める。やがて浮かび上がる村の秘密。父の素顔、村長の正体、30年前に起こった祈祷院での集団殺人事件……。秘密のカギを握るのは村長と3人の村人、そして1人の女。果たして父の死の真相は?30年前の事件の真相とは一体……?

「黒く濁る村」の解説

「シルミド/SILMIDO」のカン・ウソク監督が、韓国の大ヒットコミックを映画化。音信不通だった父の死を知った青年が、山奥の村を訪れ、父の死の謎と村に隠された秘密に迫っていくミステリー。出演は「殺人の追憶」「グエムル -漢江の怪物-」のパク・ヘイル、「トンマッコルへようこそ」のチョン・ジェヨン。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年11月20日
キャスト 監督カン・ウソク
原作ユン・テホ
出演パク・ヘイル チョン・ジェヨン ユ・ジュンサン ホ・ジュノ ユソン ユ・ヘジン キム・サンホ キム・ジュンベ カン・シニル イム・スンデ チョン・ギュス イ・チョルミン オ・スンテ
配給 CJエンタテインメント・ジャパン
制作国 韓国(2010)
年齢制限 PG-12
上映時間 161分

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ユーザーレビュー

総合評価:4.4点★★★★☆、5件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-05-12

この韓国映画「黒く濁る村」は、「神弓-KAMIYUMI-」で圧倒的な存在感を示した演技で私を魅了したパク・ヘイルが、2010年に出演した映画で、「シルミド/SILMIDO」のカン・ウソク監督による異色のサスペンス・ミステリです。

20年も音信不通だった父の訃報を受け、山奥の小さな集落にやって来た青年ユ・ヘグク(パク・ヘイル)。

父の財産や土地の所有権が元刑事の村長の名義になっていることや、村人に不穏な空気を感じたユ・ヘグクは、父の死因を探ろうとするが、村人たちの妨害に遭い、事件は意外な顛末を迎えることになるのだった-------。

2時間41分という長尺だが、韓国映画らしい湿っぽい人間描写や、寒村の閉塞感を活かした、ねちっこいサスペンス演出のおかげで、最後まで飽きさせないし、ユ・ヘグクと左遷された検事の関係性も話を盛り上げてくれる。

とはいえ、ミステリとしての詰めは甘いし、細かい部分で杜撰な描写も目立つため、ラストカットの”衝撃”感が、薄れてしまっているのが少し残念だ。

最終更新日:2024-05-22 16:00:02

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