ブロンド少女は過激に美しく 作品情報
ぶろんどしょうじょはかげきにうつくしく
長距離列車のなか、マカリオ(リカルド・トレパ)は隣り合わせた婦人(レオノール・シルヴェイラ)に自身に起きた事件を語る。会計士のマカリオは、叔父フランシスコ(ディオゴ・ドリア)が経営する高級洋品店の2階で仕事を始めた。マカリオは、向かいの家の窓辺に姿を現した美しいブロンドの少女(カタリナ・ヴァレンシュタイン)に恋をする。2週間後、その少女と母親(ジュリア・ブイセル)が店を訪れる。その日の食事時、叔父は高級ハンカチーフがなくなったと言う。数日後、マカリオは、友人が向かいの家の母親に挨拶しているのを見る。母親はヴィラサ夫人で、良家の母娘だと聞いて安心したマカリオは、友人に紹介を頼みこむ。土曜日の夜、マカリオは公証人の家で開かれた上流層の集いに出席する。少女ルイザもそこにいた。2人は別室のカードゲームに加わるが、ルイザに配られたチップがなぜかなくなる。ヴィラサ夫人宅の友人の集いに招かれたマカリオは、夫人にルイザへの想いを打ち明ける。翌朝、叔父に結婚の許しを乞うが、叔父は反対し、マカリオをクビにする。家を出て部屋を借りたマカリオは、カンカン帽の友人から、貿易商がカーボヴェルデで働く男を探していると聞き、即座に受ける。一財産を築いてリスボンに帰ってきたマカリオはヴィラサ夫人を訪ね、結婚の許しを得る。しかしカンカン帽の友人はマカリオを保証人として、不倫の恋で行方をくらませていた。破産したマカリオは、借り部屋で暮らし始める。再びカーボヴェルデの仕事を持ちかけられたマカリオは、悩みながら決意する。マカリオはルイザの家の前で無言の別れを告げると、叔父を訪ねる。全てのいきさつを知っていた叔父はマカリオに2階で仕事をするように告げ、ルイザとの結婚を許す。マカリオとルイザは一流宝石店に行く。2人は結婚指輪を選び、店を出ようとするが店員に止められる。ルイザの手の中に、ダイヤの指輪があった。ルイザを怒鳴りつけたマカリオは、2度と会えない別れをする。
「ブロンド少女は過激に美しく」の解説
ポルトガルの文豪エサ・デ・ケイロスの『ブロンド少女の特異さ』を、「夜顔」のマノエル・デ・オリヴェイラが映画化。会計士が出会ったブロンドの少女との悲恋を描く。出演は、「コロンブス 永遠の海」のリカルド・トレパ、「アブラハム渓谷」のレオノール・シルヴェイラ。2009年ベルリン国際映画祭出品作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年10月9日 |
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キャスト |
監督:マノエル・デ・オリヴェイラ
原作:エサ・デ・ケイロス 出演:リカルド・トレパ カタリナ・ヴァレンシュタイン ディオゴ・ドリア ジュリア・ブイセル レオノール・シルヴェイラ ルイス・ミゲル・シントラ グロリア・デ・マトス アナ=パウラ・ミランダ フィリペ・ヴァルガス ロジェリオ・サモラ ミゲル・セアプラ |
配給 | フランス映画社 |
制作国 | ポルトガル スペイン フランス(2009) |
上映時間 | 64分 |
公式サイト | http://www.bowjapan.com/singularidades/ |
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