P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2021-11-28
同じく,アルゼンチンの俊英フアン・シュニットマン監督が放つ人間ドラマが映画〈愛欲の渦〉。ルイ・マル監督作品〈ダメージ〉に続いてトライアングルな愛の顛末がリアル
ひとみのおくのひみつ
総合評価4.33点、「瞳の奥の秘密」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
同じく,アルゼンチンの俊英フアン・シュニットマン監督が放つ人間ドラマが映画〈愛欲の渦〉。ルイ・マル監督作品〈ダメージ〉に続いてトライアングルな愛の顛末がリアル
じっくり腰を据えて作られた感じのする映画。25年前と「今」を同じ役者が演じてますが、単にメイクだけでなく、内面の変化、それでも変わらない部分を表現してるのが見事です。
ド派手演出やうるさい音楽がなくても、十分ドキドキハラハラできる見本。ただしテーマや題材は陳腐で、チラシで有名人たちが絶賛しているのはあまりに大袈裟。米アカデミーは、70年代アルゼンチンの軍事政権と闘う主人公の姿に共感したのではないか。
ストーリーも演技も素晴らしく、久しぶりに、完成された映画を観た、という充実感に浸れた。
愛の強さ・深さについて、考えさせられた。
本当の映画ずきに観てもらいたい、と思います。