P.N.「PineWood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-03-29
本編は原作<モールス>としてハリウッドでリメイクされた…。
<ドラゴンタトウーの女>でもアメリカでリメイクされると別の持ち味に。
北欧の風土から出て来る本編の独特でミステリアスな重苦しい雰囲気は何なんだろうか!不思議な魅力がー。クラシック映画やベルイマン監督作品にも霊魂と神の存在が絶えず問われて…。
ぼくのえりにひゃくさいのしょうじょ
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本編は原作<モールス>としてハリウッドでリメイクされた…。
<ドラゴンタトウーの女>でもアメリカでリメイクされると別の持ち味に。
北欧の風土から出て来る本編の独特でミステリアスな重苦しい雰囲気は何なんだろうか!不思議な魅力がー。クラシック映画やベルイマン監督作品にも霊魂と神の存在が絶えず問われて…。
「素晴らしい」の一言。このような、痛みや悲しみが描かれた物語こそ、映画と呼ぶのに相応しい。極めて狭い範囲の物語だがそれが何だ。昨今の作品のように、やたら話を壮大にしなければならない程、私達が日常を逃避する権利など無い。悪意は日々に織り込まれている。まるで私達の日常のように。映画はそれを炙り出す。ラスト、嫉妬さえ感じるような二人の神々しさに完敗であった。