P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-14
🧜川端康成のシュールな作品も魅力が在った珠玉の掌篇小説,戦前の清水宏監督有リがたうさんも。深夜便のラジオから流されたコロンビアローズの東京のバスガール聴きながら一寸眠れる美女風なメメント・モリのショートショートも有ったなと想う
てのひらのしょうせつ
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🧜川端康成のシュールな作品も魅力が在った珠玉の掌篇小説,戦前の清水宏監督有リがたうさんも。深夜便のラジオから流されたコロンビアローズの東京のバスガール聴きながら一寸眠れる美女風なメメント・モリのショートショートも有ったなと想う
掌の小説を観て、とても感動した。これは何よりも川端康成さんの独特の世界を見事に伝えてくれるからだ。私は川端康成さんの大ファンだ。川端康成さんは私の地元とご縁のあった作家だ。私は毎日、川端康成さんの名前からとった川端通りを通っている。川端康成記念館は私の自宅から目と鼻の先にある。それだけに私は昔から川端康成さんの小説はよく読んだ。今も美しい日本の私という本を手元に置いている。川端康成さんがノーベル文学賞をとられた時の本だ。世の中には無数の小説があるが、私は川端康成さんの小説をしっかり読むだけでも十分に文学に対する感性は磨かれると思う。小説の多読もいいが、ほんとにしっかりした小説を何度も繰り返し読むだけでいいというのが私の持論である。それだけにこの映画はひじょうに興味深かった。これは川端康成さんの文学的世界がダイヤモンドのように光っている。素晴らしいの一言に尽きると思う。