てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡 作品情報
てぃだかんかんうみとさんごとちいさなきせき
金城健司(岡村隆史)は、時を忘れて海ばかり見ているような子供だった。大人になってからは、様々な職に就いたがどれもうまくいかない。事業の失敗で抱えた借金を返すために名古屋で働くが、海が恋しくなった健司は幼なじみの由莉(松雪泰子)と結婚するために故郷の沖縄に帰ってくる。母・花江(原田美枝子)に結婚を反対された健司は、友人の啓介(伊藤明賢)が経営するダイブショップの倉庫を勝手に改装、サンゴのあるバーを開店する。店は思いのほか大繁盛、健司は晴れて由莉と結ばれる。ふたりの子供に恵まれた健司の店は順調に支店を増やしていくが、借金完全返済と4号店オープンを祝う会で、健司は「今日で店を全部やめる」と宣言する。沖縄の海は、開発や温暖化の影響を受けて悲鳴をあげていた。海の生き物の多くが生息するサンゴ礁は死滅状態。由莉や子供たちにあの美しかったサンゴの海を見せてやりたい。その願いだけで健司は、サンゴを養殖し、海に移植するという大胆な計画を決意したのだった。店を応援してきた保(吉沢悠)ら友人たちは唖然とし、花江は激怒するが、由莉だけは優しく微笑んでいた。閉店したバーにいくつもの水槽を運び、試行錯誤が始まる。やがてサンゴは順調に成長、次は海への移植作業だったが沖縄県庁から、漁業組合の許可なしに勝手に植えてはならないと待ったが入る。健司は組合長の比企連平(國村隼)を訪ねるが、連平は「サンゴが増えても儲からない」と健司を切り捨てる。しかしその後、どういう心境の変化か連平は健司に協力を約束。数日後、20人ほどのダイバーの手でサンゴ移植が行われた。琉球国際大学の准教授・緑川(渡部篤郎)は健司の功績を称え、海洋生物シンポジウムでの発表を勧めるが、専門用語が理解できない健司の発表は大失敗。逃げるように会場を出た健司に緑川は、移植だけなら海の飾りだが、サンゴが産卵すれば命が海に根付いたことが証明されると語る……。
「てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡」の解説
世界で初めてサンゴの移植産卵に成功した金城浩二氏の原作をベースに「デトロイト・メタル・シティ」の李闘士男監督が映画化。出演は「いけちゃんとぼく」の岡村隆史、「沈まぬ太陽」の松雪泰子、「夕凪の街 桜の国」の吉沢悠、「板尾創路の脱獄王」の國村隼、「60歳のラブレター」の原田美枝子など。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年4月24日 |
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キャスト |
監督:李闘士男
原作:金城浩二 出演:岡村隆史 松雪泰子 吉沢悠 國村隼 原田美枝子 伊藤明賢 赤堀雅秋 児玉絹世 比嘉奈菜子 金城琉斗 福田加奈子 |
配給 | ショウゲート |
制作国 | 日本(2010) |
上映時間 | 120分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.89点★★★☆☆、9件の投稿があります。
P.N.「本当に残念」さんからの投稿
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2010-05-26
ボックス!の方が評価が高そう、納得。ナイナイは大好き、監督に松雪泰子さん、何とかなるんじゃないかなと期待してたせいか落胆度も大きかった。沖縄県人が周りにいるから終始皆の方言に違和感が消えず。俳優でない人が沖縄方言の芝居をするのは相当大変だったと思う。最後までプロの映画にはならず、時刻が気になった。音楽もイマイチだったがエンディング曲が良かったのと結婚式の松雪さんが綺麗なのが印象に残った。残念。