やさしい嘘と贈り物 作品情報
やさしいうそとおくりもの
孤独な生活を送る老人ロバート・マローン(マーティン・ランドー)のもとに、ある日、夢のような出来事が訪れる。スーパーでの仕事を終えて帰宅すると、そこに一人の美しい女性がいたのだ。メアリー(エレン・バースティン)という名のその女性は、通りがかったロバートの家の扉が開いており、住人のことを心配したのだと語る。立ち去る間際、彼女はロバートを食事に誘う。久しぶりとなる女性とのデートに心躍らせながら、若いスーパーのオーナー、マイク(アダム・スコット)に、その出来事を相談。当日、慣れない場に苦戦しつつも、小洒落たレストランで楽しいひと時を過ごすロバート。そして2人は“絶対に物事をあきらめない”という約束を交わす。こうしてロバートとメアリーの交際が始まる。メアリーの娘アレックス(エリザベス・バンクス)からは、メアリーがロバートに好意を寄せていると知らされ、まるで10代のような恋にときめいてゆくロバート。そして2人で訪れたクリスマスパーティー。そこでロバートは、メアリーと会話する男を彼女の別れた夫と勘違いして罵倒してしまう。だが、それはロバートの弟、バック(ジェームズ・デヴニー)だった。弟の顔をすっかり忘れてしまったロバート。さらに、彼の中で彼女を失うことに対する恐れから、嫉妬心が膨れ上がってゆく。そして、彼女の電話番号も彼女の苗字も忘れてしまっていることに気付いたとき、パニックに陥る。混乱してメアリーに八つ当たりするが、昔の自分の写真を目にして、すべてを思い出してゆく。ロバートは、あらゆることを忘れていた。スーパーのオーナー、マイクは自分の息子であり、メアリーの娘だと思っていたアレックスは自分の娘でもあり、恋に落ちた相手は自分の妻だったのだ…。倒れて病院に運ばれるロバート。助からないという医者の言葉にも、“あきらめない”という約束を胸に、メアリーは最愛のロバートのもとを訪れる……。
「やさしい嘘と贈り物」の解説
「エド・ウッド」のマーティン・ランドーと「アリスの恋」のエレン・バースティン、2人のオスカー俳優が共演。独り暮らしの孤独な老人が、美しい女性と出会って生活に潤いを取り戻すが、彼女は実は…。大人の恋愛と家族愛をやさしいタッチで描いた物語。監督は、本作がデビュー作となる24歳の新鋭ニコラス・ファクラー。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年3月27日 |
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キャスト |
監督:ニコラス・ファクラー
出演:マーティン・ランドー エレン・バースティン アダム・スコット エリザベス・バンクス |
配給 | ピックス(提供 コムストック・グループ・ピックス) |
制作国 | アメリカ(2008) |
上映時間 | 92分 |
ユーザーレビュー
総合評価:2点★★☆☆☆、1件の投稿があります。
P.N.「ヨリ」さんからの投稿
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2010-04-08
期待感大で観たせいか、感動が薄かった。主人公のお爺さんが見る、夢の場面の表現が好きではない。 しかし 老人の愛する事、愛される事の幸福感は 上手に表現されており、いくつになっても、人を好きになることは良いなぁと 素直に思った。 年寄りのスキンシップは難しいかもしれないが、年を重ねていく時にこそ、重要だと思った。