フローズン・リバー 作品情報
ふろーずんりばー
カナダとの国境に面するニューヨーク州最北部の町。ここにはモホーク族の保留地がある。2人の息子を育てながら、1ドルショップで働く白人女性レイ・エディ(メリッサ・レオ)は、新居を買うための金をギャンブル依存症の夫に持ち逃げされる。夫を探しに行ったレイはビンゴ会場の駐車場で、モホーク族の女が夫の車を運転しているのを見つける。女はライラ・リトルウルフ(ミスティ・アップハム)と名乗り、車は拾ったと主張する。彼女は事故で夫を失い、義母に奪われた子供を取り戻したいと願っていた。まとまった金を手に入れるため、凍った川を車で渡り、アジアの不法移民をカナダからアメリカに密入国させる仕事をしていた。そのため車が必要な彼女は、儲けの山分けを条件にレイをパートナーに引き入れる。成功に味をしめた2人は、クリスマス・イブの夜、再びペアを組む。今回の移民がパキスタンから来た夫婦だと知ったレイは、預かった鞄の中身を爆弾だと思い、道端に捨てる。しかし引き渡し場所に着いた2人は、バックの中身が夫婦の赤ん坊だと知らされる。慌てて引き返し鞄を取り戻すが、赤ん坊は息をしていなかった。しかし、引き渡し場所へ着くまでに、車内の暖房とライラの体のぬくもりで赤ん坊は息を吹き返す。赤ん坊の神秘的な生命力に触れたライラは、自分勝手な生き方を反省し、まともな職に就こうとする。一方、子供たちのために新居を諦められないレイはライラを説得し、最後の国境越えをする。しかしその夜、報酬金を巡る発砲騒ぎに巻き込まれ、カナダ、アメリカ両方の警察から追われてしまう。氷が融けかかった川で立ち往生した2人は、車を脱出して保留地内に逃げ込む。保留地内は治外法権のため、警官は外で待つしかない。モホーク族の部族議会は会議を開き、1人を警察に引き渡し、事態を丸く収めるという結論に達する。レイとライラはどちらが警察に行くか、究極の選択を迫られる。
「フローズン・リバー」の解説
不法移民の密入国の手助けをする裏稼業に手を染めながら、苦境を乗り越えていく2人の母親の姿を描く人間ドラマ。監督は、本作が長編デビューとなるコートニー・ハント。出演は、「21グラム」のメリッサ・レオ。米アカデミー賞にてオリジナル脚本賞、主演女優賞ノミネート。サンセバスチャン映画祭主演女優賞受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年1月30日 |
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キャスト |
監督:コートニー・ハント
出演:メリッサ・レオ ミスティ・アップハム チャーリー・マクダーモット マーク・ブーン・ジュニア マイケル・オキーフ ディラン・カルソナ ジェイムズ・ライリー マイケル・スカイ ナンシー・ウー ジェイ・クレイツ |
配給 | アステア(提供 シネマライズ) |
制作国 | アメリカ(2008) |
上映時間 | 97分 |
公式サイト | http://www.astaire.co.jp/frozenriver/ |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-03-01
ムービーplusで映画〈ウインド・リバー〉を視聴を視て居て想い出されたのが日仏学院ホールで関連作品として上映された本篇なので在った…