P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-09-18
宮本輝の小説・錦繍を読んで居たら本篇原作もまた書簡スタイルの連載小説だったことが思い浮かぶ。そして登場人物の成長譚
あんだんていねのせんりつ
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宮本輝の小説・錦繍を読んで居たら本篇原作もまた書簡スタイルの連載小説だったことが思い浮かぶ。そして登場人物の成長譚
挫折を繰り返しながら、成長していく主人公を「何やってんだ?(怒)」と最初はイライラしながら観るのですが、親の作ったレールに乗せられて、自己を育てられなかった姿が自分に重なる人も多いと思います。 俗に言う“良い子(親の言いなり?)”がコケるとこうなる…の見本とも。映画は自立をテーマに様々な姿を感動的に見せてくれます。新妻聖子さんのエンディングも美しいです。最後まで観て欲しい作品です。
農業のこと、生きにくさを抱えた人のこと、家族のこと、いろいろなことを考えさせてくれます。新聞で原作を読んだ時から映画化を待っていました。たくさんの人にみてほしいです。