ヴィクトリア女王 世紀の愛 作品情報
びくとりあじょうおうせいきのあい
19世紀のイギリス。ウィリアム国王(ジム・ブロードベント)は、いつ倒れてもおかしくない状態だった。多くの者が、国王の姪で王位継承者のヴィクトリア(エミリー・ブラント)を操り、権力を手に入れようと画策していた。夫の死後、個人秘書ジョン・コンロイと深い仲にあったヴィクトリアの母親ケント公爵夫人(ミランダ・リチャードソン)は、彼の言うままに、娘に摂政政治を認めさせようとする。しかし、母から自由になりたいヴィクトリアは拒否する。ヴィクトリアの叔父でベルギー国王のレオポルドは、甥アルバート(ルパート・フレンド)をドイツから呼び寄せると、次期女王の夫の座を狙ってヴィクトリアの元に送り込む。2人は一目で惹かれ合い、ヴィクトリアは彼が手紙を書くことを許す。国王の誕生パーティで、現首相メルバーン卿(ポール・ベタニー)はヴィクトリアの亡父を褒め、彼女に取り入る。国王は宴のスピーチで、ケント公爵夫人を罵倒する。そして彼女たちからヴィクトリアを引き離し、王位を渡そうとする。メルバーンはヴィクトリアの個人秘書になることを申し出て、自分の地位を固めていく。アルバートはドイツに帰国し、ヴィクトリアからの手紙の返事を待っていた。1837年6月20日、国王が逝去し、ヴィクトリアは女王となる。しかし知識のないヴィクトリアは、メルバーンの言いなりだった。アルバートは戴冠式に出席するためイギリスを訪れ、ヴィクトリアと再会する。女王への求婚は禁止されているため、彼女からの言葉を待つが、ヴィクトリアはアルバートを友人として必要としていた。政権が交代し、メルバーンが失脚する。ピール新首相はメルバーンの息のかかった女官の交代を注進するが、ヴィクトリアは感情的に拒否する。首相を無視したと世論に叩かれたヴィクトリアは、自分を利用しないアルバートの存在に気づき、彼にプロポーズする。2人は結婚し、3日間の幸せな結婚休暇を過ごす。しかし2人の前に、最大の危機が立ちはだかる。
「ヴィクトリア女王 世紀の愛」の解説
19世紀を舞台に、イギリスを最強の国家に押し上げた若き女王・ヴィクトリアの純愛を描く伝記映画。製作は、「ディパーテッド」監督のマーティン・スコセッシ。監督は、「C.R.A.Z.Y.」のジャン=マルク・ヴァレ。出演は、「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラント、「プライドと偏見」のルパート・フレンド。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2009年12月26日 |
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キャスト |
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演:エミリー・ブラント ルパート・フレンド ポール・ベタニー ミランダ・リチャードソン ジム・ブロードベント トーマス・クレッチマン マーク・ストロング イェスパー・クリステンセン ハリエット・ウォルター ジャネット・ハイン ジュリアン・グローヴァー マイケル・マロニー ミヒル・ハウスマン ジェネヴィーヴ・オーライリー レイチェル・スターリング モーヴェン・クリスティ ジョセフ・アルティン デヴィッド・ホロヴィッチ |
配給 | ギャガ |
制作国 | イギリス アメリカ(2009) |
上映時間 | 102分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.33点★★★★☆、3件の投稿があります。
P.N.「PineWood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-05-26
前のレビューにも書かれていましたが、エミリー・ブラントの変貌振りが凄い♪映画<ブラダを着た悪魔>での猛烈で愛すべき第一秘書役とは違う、王室の気品ある役処だが、彼女の気の強さ、其のパッションでは共通するものが有るのかも…。衣裳も美しく宮廷絵巻の様な一篇♪