蘇りの血 作品情報
よみがえりのち
人間が全世界を支配する以前の時代。天才按摩・オグリ(中村達也)は、闇の世界を司る大王(渋川清彦)が君臨する砦に招かれる。“あの世行き”を恐れる大王が患う業病を癒すために、この腕利きの男は必要不可欠だったのだ。オグリを気に入った大王は、彼をそばに置こうとするが、オグリは大王の言葉に従おうとしない。さらに、オグリは大王に捉えられていた姫・テルテ(草刈麻有)を砦から脱出させようと促す。健康な身体を持ち、忠誠を誓わないオグリに異常なまでに嫉妬し、腹を立てた大王は彼を“あの世”へ葬ってしまう。だが、門番(板尾創路)の計らいで、オグリは生死の境から、身体の自由を奪われた「餓鬼阿弥」の姿で再び現世に戻ることになる。その姿を見かけた和尚(マメ山田)は、全身が硬直したオグリをイザリ車に乗せ、縄を引くがすぐに力尽きてしまった。一方、大王の隙をついて砦から脱出したテルテは、森の中でオグリと運命的な再会を果たし、シュマ(新井浩文)という男から、零落したものが生命力を取り戻し再びこの世に蘇ることができるといわれる伝説の「蘇生の湯」の存在を知る。オグリに想いを寄せるテルテは彼を人間の姿へと蘇らせるために、一心不乱に地の果てにあるという「蘇生の湯」を目指してイザリ車を引く。しかし、その背後には、逃げ出したテルテを血眼になって探し続ける大王の魔の手が迫っていた。果たしてテルテの無償の愛は、オグリに再び生きる命を与えることができるのか……。
「蘇りの血」の解説
「空中庭園」の豊田利晃監督が、歌舞伎や浄瑠璃の演目としても知られる説話『小栗判官』をモチーフに描く人間の再生と愛の始まりの物語。出演は「涙そうそう」の中村達也、「0093女王陛下の草刈正雄」の草刈麻有、「フィッシュストーリー」の渋川清彦、「クヒオ大佐」の新井浩文、「空気人形」の板尾創路、「東京残酷警察」のマメ山田など。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2009年12月19日 |
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キャスト |
監督:豊田利晃
出演:中村達也 草刈麻有 新井浩文 渋川清彦 マメ山田 板尾創路 市鏡赫 大嶋宏成 櫛野剛一 村上マサト 鈴木卓爾 松岡恵望子 松岡璃奈子 |
配給 | ファントム・フィルム |
制作国 | 日本(2009) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 83分 |
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