パティ・スミス ドリーム・オブ・ライフ 作品情報

1970年代に頭角を現し、類まれな音楽性、怒りを表現した詩、独自のスタイルを貫くパフォーマンスで、ミュージックシーンを刺激し続けてきた伝説のロッカー、パティ・スミス。パンクの女王であると同時に、詩、絵画、写真など、多彩な分野で活躍するアーティストであり、社会活動家、母、そして娘でもあるひとりの女性。本人による解説やインタビューが、彼女の半生、精神性、哲学を解き明かしていく。そして、親友のメイプルソープ、よき相談役だった弟、そして最愛の夫フレッド・スミスなど、相次ぐ理解者の死が彼女を襲う。熱気に満ちたライブでは、“ブッシュを糾弾せよ！”と叫ぶ勇姿を披露。カメラは両親の暮らす実家やニューヨークの自宅、ジャパンツアーのバックステージにまで踏み込み、これまで決して見ることのできなかったパティの素顔に肉迫する。彼女を知る大物ミュージシャンやアーティストたちも続々登場。そこに浮かび上がるのは、常に人生と闘い続けるひとりの女性の真実の姿である。