P.N.「camesun」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-02-06
最後がいいいいいね
でぃあどくたー
総合評価4.3点、「ディア・ドクター」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
最後がいいいいいね
本篇出演の井川遥が倍賞美津子、西島秀俊、香川照之、吉岡秀隆等と共演した重松清原作の連続TVドラマが話題作〈流星ワゴン〉だった…。時間を廻る人生哲学。福山市の海岸等ロケーションも美しく撮影監督・淺野太郎のカメラワークも見事何だね
一定の人のみに尽くす『ブラック・ジャック』と言った感じでしたね。
今の現実社会にここまでする人はいないでしょうと思いつつ、鶴瓶さんの温かな演技に最後まで惹かれっぱなしでした。(^-^)v
本物とは何だろう。
伊野は患者の話を聞き、触れ合い、地域住民の生活に溶け込んでいた。
求められるままに、確かにその時までは 彼はドクターだった。
無医村、高齢者、孤独、詐欺…。いろんな問題点をちりばめた良作品であった。 最後は彼なりの責任感かな? 愛情かな!?
とにかく映画館で観られて良かった~!
皆さんのレビューを読ませて戴きました。
私がこの映画を観終わった瞬間に感じたのは、
『感想は?』ではなくて、『宿題にするから、アナタ自身が完結させなさい。』と云うような命令形のメッセージでした作品の内容や出来の良さよりも悔しいくらいの問いかけを感じてしまいました。
鶴瓶さんの圧倒的な演技力に拍手を送ります。医師免許を持たない医師が存在するほど「今」は医師が足りないんではないでしょうか?ラストは「う~ん・・・」でした。しかし、キャストの演技力には圧倒されました!
あれだけ病院を転々としていて、何故捕まらないのかとか、エンディングで、どうやって病院に入ったのかなど、突っ込みどころが多々ありましたし、伊野の怪しさは、わりとすぐに感じましたが、素性がいつばれるのか、捕まるのか・・・と、緊張して観ることができました。人間、やはり思い込みって怖いですよね!彼のことを、神様に仕立て上げるのですから・・・。
幻の満点作品。最大の減点ポイントは公開前に各メディアでネタを割ってしまった事、だな。過大評価に悩んだ自身の体験を元に構想された脚本。今回も勘違いされたら堪らんって事なんだろうな。イーストウッドもグラン・トリノで同じ様な戸惑いを吐露しているね。俺はそんなじゃない、誉めるのを止めろって。でも彼はネタを割ったりしない。メッセージを読み解く楽しみを、ファンから取り上げるのはアンフェア、でしょ。
二回目で印象が更に変わった。上映中、自分は確かにあの村にいた。緑や山や畑に囲まれていた。映画はほんの数時間、人を異空間へ連れていくものだ。その世界観に連れていく力量のない人は監督の資格はない。本当に映画らしい良い映画だった。
なぜ、彼は医者になったんだろう。なぜ、彼は医者であり続けたんだろう。なぜ、彼は逃げ惑うんだろう。なぜに対して余計な説明がなくスッキリした展開だが観た後、スッキリしない。それを狙った感は解るが メッセージ性がいまいち薄いため、今回はあまり揺れない。
良かったです。
ちりばめられた伏線、セリフがなくても伝わってくる、登場人物の気持ち。
さすがです。「ゆれる」はすごい映画ですが、2度とみたくない、私にとってつらい映画でしたが、この映画は何度でも観たくなる映画です。ある意味とても厳しい事を描いているのに暖かさを感じました。
医療云々なんて難しい事は考えず、素直に「善悪って何だ」みたいなテーマを強く感じました。
決して善悪が白黒つくことの無いであろう伊野の行動は、なんだか凄く人間くさくてもどかしくて、観賞後はスッキリしません。
でもこのモヤモヤ感が良いですねぇ(笑)
是非みなさんも観に行って、モヤモヤの原因を語り合うといいんじゃないかと思います。それが大事だと思います。
高年齢層の増加と故郷に留まる若者の減少、隔家族化、そして無医村と現代医療の在り方……。
日本の抱えるこれら諸問題の答えとまではいかなくとも、ヒントがあちこちに散りばめらた作品でした。
そして、昨年の『おくりびと』にも通じる“家族とは?”“親子の在り方”“人生最期の迎え方・送り方”といった、現代を生きる我々には切り離す事の出来ない問題を見つめ直す機会を与えてくれる奥深い作品でした。
愛。これは愛についての映画です。
夫婦愛、親子愛、師弟愛…すべての愛が映画に詰まっています。
それは脆くあり、残酷であり、愚かであるときもあります。
それでも愛は素晴らしい。
そう思えました。
西川美和は映画監督だ。それが最大級の賛辞。観客を映画の世界に誘い、それでいて強制はしない。けれど身体の奥深くに余韻が残る。評価の高いゆれるを見ていないので比較は出来ないが7月第二週迄で一二を競う素敵な作品だ。何となくわかってきたのは音楽がいい映画はハズレが少ない。本作もそうだった。それにあの色調と深緑の画、苦労話で満足している大家に勉強してもらいたい位、圧倒された。時間をゆっくりと変えてくれる。
物語の冒頭から引きつけられました。暗闇に光る自転車のライト。白衣を着た瞬間に人影がくっきりと浮かびあがる…。あれは医者だ!と分かった瞬間、それを描き出した監督の感覚に凄さを感じました。 自然に聞こえる生活音が取り入れられています。遠くから近付いて来る音や電話、さらに人の気配。映像にリアリティを感じました。お薦めの作品です!
鶴瓶さんの演技も自然体でよかったけど、まわりがよかったですね。
余さん、八千草さん…
僻地医療を告発?したいのかな、と思っていたのですが、後でパンフレット読んでみると、「贋物」の居心地の悪さを描きたかったとか…
個人にとっては、その方が重い問題ですよね。
ほのぼのというか、ちょっと笑って後でじーんとくる映画でした。
書き忘れたのですが、音楽が、スッゴくよかったo(^-^)o
印象に残りました。
いろいろ考えさせられる映画でした。鶴瓶さんの演技もよかったですが余さん八千草さん香川さんよかったです。最後はもうひとひねりほしかった気もしますが。
鶴瓶師匠おそるべし、です。ラストシーンよかった、つられて微笑みました。
ほんまの医療ってなんやろなぁと思います
クスッと笑える作品でしたが最後は『その道のプロ』について考えさせられました。鶴瓶さんのほのぼのとした演技も魅力的でした。