フロスト×ニクソン 作品情報
ふろすとにくそん
1974年、リチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)はウォーターゲート事件で大統領を辞任する。英国のテレビ司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)は、ニクソンの代理人スイフティー・リザール(トビー・ジョーンズ)を通じてインタビューの交渉をする。数ヶ月後、代理人はギャラ60万ドルを要求してくる。フロストはそれを承諾し、英国人プロデューサーのジョン・バート(マシュー・マクフーディエン)と共にロスへ向かう。フロストは機内でナンパしたキャロライン(レベッカ・ホール)を伴い、ニクソン邸に乗り込む。彼は前払い金20万ドルを自腹で払う羽目になるが、米国で成功するという野心に燃えていた。しかし3大ネットワークは協力を拒絶する。テレビ局との交渉が難航していると聞いたニクソンの側近ジャック・ブレナン(ケヴィン・ベーコン)は、このまま企画が流れるのではないかと考えた。しかしフロストは番組を自主制作して放映権を売ることにし、製作費を借金で捻出する。そして、ジャーナリストのボブ・ゼルニック(オリヴァー・プラット)、ノンフィクション作家のジェームズ・レストン(サム・ロックウェル)を加え、インタビューの準備を始める。1977年3月23日、インタビュー初日。フロストは、事件に関する質問は最後にするという約束を無視して、いきなり録音テープの質問を投げかける。しかしニクソンはホワイトハウスにおける録音の歴史を延々と語り、フロストを煙に巻く。その後の2回目、3回目のインタビューでも、弁の立つニクソンはフロストに突き入る隙を与えない。フロストのブレーンたちは彼の不甲斐なさに苛立ち、チームに不穏な空気が流れる。イースター休暇でインタビューが中断したある日、フロストはレギュラー番組打ち切りの報せを受ける。さらにニクソンから挑発的な電話を受けた彼は、ワシントンにいるレストンに事件の再調査を依頼し、ニクソンに不利な新証拠を入手する。そして、最後のインタビューが始まる。
「フロスト×ニクソン」の解説
ニクソン元大統領にインタビューした実在の番組の裏側を描く。「クィーン」脚本のピーター・モーガンによる舞台劇の映画化。監督は「ビューティフル・マインド」のロン・ハワード。舞台版に引き続き、フランク・ランジェラと「クィーン」のマイケル・シーンが出演。第66回ゴールデン・グローブ賞5部門ノミネート。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2009年3月28日 |
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キャスト |
監督:ロン・ハワード
原作:ピーター・モーガン 出演:フランク・ランジェラ マイケル・シーン ケビン・ベーコン レベッカ・ホール トビー・ジョーンズ マシュー・マクファディン オリバー・プラット サム・ロックウェル |
配給 | 東宝東和 |
制作国 | アメリカ(2008) |
上映時間 | 122分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.33点★★★★☆、3件の投稿があります。
P.N.「あきとん」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2009-05-15
緊迫感のある作品で見応え十分。両者の演技も良かった。ニクソンは悪く描かれるだけかと思いきや、生い立ちや人間的側面にも触れ、偏った描かれ方はされていなかった。バランスのとれた作品です。90点以上。