いのちの戦場 アルジェリア1959 作品情報
いのちのせんじょうあるじぇりあいちきゅうごうきゅう
1954年、独立を求めるアルジェリア民族解放戦線(FLN)は武装闘争に突入し、フランスは50万の正規兵を送り込む。1959年7月、カビリア地方でゲリラの指導者スリマンを捜していた小隊の中尉が戦死し、テリアン中尉(ブノワ・マジメル)が赴任する。タイダという村で、ベテラン兵士ドニャック(アルベール・デュポンテル)やFLNから寝返ったアルジェリア人兵士ラシードが情報を得るため村人を脅すのをテリアンは制止する。その後、FLN襲来の情報を得た小隊は再びタイダに向かうが、すでに皆殺しにされていた。テリアンは、隠れていた少年アマールを基地へ連れて帰る。ベルトー大尉(マルク・マルベ)が捕虜に情報を吐かせているのを知ったテリアンは異を唱えるが、ベルトーは自分がゲシュタポから受けた拷問を語る。捕虜の自白を元に、小隊はレキ村に近づく。それをベルトーとヴェスル少佐(オーレリアン・レコン)が遠くから見守っていた。突然、小隊がゲリラに襲われる。ヴェスルは本隊からの空爆を要請、禁止されているナパーム弾が落とされる。ゲリラの死体から、アマールと一緒の写真が出てくる。アマールに誘われて秘密の洞窟を見学している間にラシードが消える。彼はFLNのやり方で処刑されていた。森を進む小隊は銃撃を受ける。激しい銃撃戦の中、テリアンの様子が変わっていく。負傷者を基地に運ぶベルトーは、ゲリラに惨殺される。小隊は近くの村で2人の男を捕虜に取り、残りは女子供まで皆殺しにする。その夜、テリアンは夢中で捕虜を拷問する。アマールは基地を逃げ出す。翌日、スリマンはすでに死亡していたことが発覚、テリアンは捕虜を処刑する。テリアンは休暇を得て家族の元に帰るが、家の前で車を降りることができない。テリアンが基地に戻ると、ドニャックが自殺しようとしていた。12月24日、ドニャックが姿を消す。翌日、テリアンがドニャックを探していると、ゲリラが姿を現す。テリアンは、その先頭に見覚えのある顔を見つける。
「いのちの戦場 アルジェリア1959」の解説
フランス近現代史のタブーとされてきたアルジェリア戦争の真実を描く戦争ドラマ。「ピアニスト」のブノワ・マジメルが立案・主演し、「スズメバチ」のフローラン・エミリオ・シリが監督を務めた。他に「パリ」のアルベール・デュポンテルが出演。2007年トロント国際映画祭正式出品、2008年セザール賞3部門ノミネート。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2009年2月28日 |
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キャスト |
監督:フローラン=エミリオ・シリ
出演:ブノワ・マジメル アルベール・デュポンテル オーレリアン・ルコワン マルク・バルベ エリック・サヴァン モハメッド・フラッグ ヴァンサン・ロテイエ ルネ・ダザイール アブデルハフィド・メタルシ |
配給 | ツイン |
制作国 | フランス(2007) |
上映時間 | 112分 |
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