P.N.「PineWood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-07-03
連作<チェ,第二部>のボリビアのシーンは映画<明日に向かって撃て>を連想させた。貧農部落のボリビア高地での武装工作は、第一部で成功した革命戦士の手腕を活かしたものでは有ったが…。ボリビア政府軍の手を逃れ、光指す密林の川を渡るゲリラの姿を俯瞰して嘗めるカメラ・ショットはベトナム戦争を撮った写真家サワダの作品をも思わせた。悲壮な末路、運命に抗いながら正義の人、等身大のチェ・ゲバラが其処にいたー。迫害に耐えた荊の人生は民衆と共にあり、其の泪に光った!