大丈夫であるように Cocco 終らない旅 作品情報
だいじょうぶであるようにこっこおわらないたび
2007年11月21日、Coccoのデビュー10周年の全国ツアーが名古屋から始まった。11月25日、新宿で写文集『想い事。』発売記念ミニライブを開催する。そこでも歌った『ジュゴンの見える丘』は、故郷・沖縄の米軍基地移設予定地に現れたジュゴンのために作られた曲だ。会場の観客が短冊を書き、Coccoはそれを沖縄に持って行くと約束する。12月3日、神戸でのライヴの前に、Coccoは阪神・淡路大震災の慰霊と復興のモニュメントへ赴く。そして、そこで生まれた曲に『バイバイパンプキンパイ』と名付ける。12月5日、大阪でのライヴを終えた彼女は青森へ向かう。きっかけは、原発のある青森県六ケ所村に住むファンからの手紙だった。12月12日、会場には手紙を送った少女もいた。次の目的地は沖縄。ツアースタッフは、ひめゆりの塔や平和の礎に花を捧げる。12月25日、Coccoは家族たちとともにクリスマスを過ごす。12月26日、ライヴのステージにはみんなの想いが綴られた短冊が飾られた。また、ひめゆり部隊の思い出の歌『お菓子と娘』や、沖縄民謡も披露した。Coccoには、沖縄芝居の伝説的役者だった祖父・真喜志康忠の血が受け継がれている。12月27日、宜野湾市のステージで、父がプロポーズのときに母に贈った歌を歌う。続いて普天間基地移設予定地である辺野古へ向かい、沖縄と米国の境界を示す有刺鉄線に短冊を結んでいく。2008年1月5日、広島のライヴでCoccoは、昔は死ぬことばかり考えていたが、今は生きることを願っていると言い、『バイバイパンプキンパイ』を歌う。1月10日、東京・日本武道館でツアー最終日を迎える。ステージ終了後、Coccoは自分の力の無さを思い知り、しばらく楽屋から出てこようとしなかった。Coccoは再び沖縄に戻る。旅の最後にファンからの手紙を燃やし、新しい旅へ向かっていく。
「大丈夫であるように Cocco 終らない旅」の解説
1997年にデビューし圧倒的なパフォーマンスで日本の音楽シーンに躍り出た後、絵本の執筆や『ゴミゼロ大作戦』など様々な活動でもその才能と行動力を示してきたシンガー・Cocco。彼女のデビュー10周年の全国ツアーと、故郷・沖縄での日常を記録したドキュメンタリー。監督は「歩いても 歩いても」の是枝裕和。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年12月13日 |
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キャスト |
監督:是枝裕和
出演:Cocco 長田進 大村達身 高桑圭 椎野恭一 堀江博久 |
配給 | クロックワークス |
制作国 | 日本(2008) |
上映時間 | 107分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「たく」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2008-12-24
Coccoが泣き笑い、怒り、そして紡ぐ言葉は、どんな講演や本よりも、力強く、そしてやさしく沖縄と六ヶ所を伝える。彼女のピュアな感性と大胆で爽快な所作に寄り添い、映画に残して下さった是枝監督にただただ感謝