P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-09-10
テンギス・アブラゼ監督の「祈り」と古い因習との闘いと悲劇を画く「希望の樹」に続いて悲喜劇の本編、祈り三部作最終篇を岩波ホールで観た…。どの作品にも世にも麗しきグルジア美人が登場して其れも又、作品を魅力的なものにしている事は間違いない。本編は正義漢のファムファタールと言えなくも無いがアドルフ・ヒットラー風にちょび髭を生やした大官僚はスターリニズムの恐怖を体現してるのだろう。死しても悪霊は掘り返され何度と無く甦って遺族・生者を悩まして…。