中華学校の子どもたち 作品情報

ちゅうかがっこうのこどもたち

様々な政治と歴史の苦悩を経験してきた華僑・華人の人々。在日華僑・華人の教育と文化の伝達の場として、初めて日本に中華学校が設立されてから百余年。現在、日本全国には中華系学校がわずか5校しかなく、そのうち2校が横浜にある。その2校とは、山手の丘にある大陸系の横浜山手中華学校と、横浜港沿い山下町・中華街内にある台湾系の横濱中華學院。本作では、横浜山手中華学校小学部1年生の日常を3年間にわたって記録する。横浜山手中華学校は、1989年に創立された横浜大同学校を前身とする100余年の歴史を有する学校である。この学校では、関東大震災や空襲など様々な苦難を乗り越え、一貫して在日華僑・華人の子どもたちに中華文化を伝え、両国の友好促進に努め、時代の要請に適した人材養成に励んできた。日中戦争、中国共産党、毛沢東、文化大革命。様々な政治と歴史の苦悩を経験してきた華僑・華人の子どもたちは今、無邪気に学校での日々を過ごしている。中国語の話せない華僑・華人の子どもも多くなっている今、日本語と中国語の混在使用が子どもたちの間でコミュニケーションの主流になりつつある。中華学校の子どもたちを記録することは、横浜、華僑・華人の人びとの歴史を記録することでもある。子どもたちの愛らしい表情から、中国と日本の過去と現在、そして未来が見えてくる。

「中華学校の子どもたち」の解説

日本の中華学校で学ぶ児童たちの日常を通し、中国と日本の過去や現在、未来を見つめるドキュメンタリー。監督は「ヨコハマメリー」のプロデューサー片岡希。本作が初監督作品となる。音楽はNHK教育番組『ピタゴラスイッチ』の加藤千晶。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年11月22日
キャスト 監督片岡希 繆順馨
出演曽麗娟 窪野明男 森甚太 呉応健 何秀娥 劉燕雪 潘蘭英 厳東洪 シン・シューチアン 羅順英 潘民生 楊義誠 康述英 馬晶 王節子 張延華 川辺徹 呉紅涛 鄭紅 潘宏生 山本幸司 藤井翔
配給 ブロードメディア・スタジオ
制作国 日本(2008)
上映時間 86分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:34

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