P.N.「ミスチーフジョーンズ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2008-11-04
タイトルにあるのはゴヤだが、ストーリー上の主人公はヒロインの方だろう。権力者たちの争いの中、彼等二人の人生は、どっちが優勢でもほぼ変わらない。つまりゴヤは徹底して中道、ヒロインは不幸。一般市民も政権交代のたびに、新しい支配者達に、また新たに踏みにじられる。
静かなラストシーンが突き刺さるほど苛烈だった。
きゅうていがかごやはみた
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タイトルにあるのはゴヤだが、ストーリー上の主人公はヒロインの方だろう。権力者たちの争いの中、彼等二人の人生は、どっちが優勢でもほぼ変わらない。つまりゴヤは徹底して中道、ヒロインは不幸。一般市民も政権交代のたびに、新しい支配者達に、また新たに踏みにじられる。
静かなラストシーンが突き刺さるほど苛烈だった。
サリエリが見たのが「アマデウス」で、本作はゴヤがスペインから18世紀末のヨーロッパ(ナポレオンの帝政、フランス革命)を見てます。
価値観の変わり目に、人はどう生きるか?
そもそも「価値観」ってのが「時代」って言う危ういモノの上に成立ってるのかも…。
(T.T)ナタリーポートマンが、不憫で不憫で…。