フロンティア(2007) 作品情報

ふろんてぃあ

大統領選挙の決選投票に揺れるフランスでは、保守派と極右勢力が決選に残ったことにより各地で暴動が発生、政府は外出禁止令を発令した。そんな中、祖国を捨てオランダへの脱出を計る移民家庭出身の5人の若者たちが、暴動の混乱に乗じて強盗を計画する。しかし、その計画は失敗、メンバーの一人、サミ(アデル・ベンチェリフ)が警官の銃弾を受けて重傷を負ってしまう。リーダー格のアレックス(オルレアン・ウィイク)は、サミの妹・ヤスミン(カリーナ・テスタ)と共に瀕死のサミを病院に運び、ファリッド(シェムズ・ダマニ)とトム(ダヴィッド・サラチーノ)は別の車で国境を目指した。ファリッドたちは国境近くに小さな宿屋を見つけ、そこでアレックスとヤスミンを待つことにする。ゲッツ(サミュエル・ル・ビアン)という粗暴な男が経営するその宿には、ジルベルト(エステル・ルフェビュール)とクローディア(アメリ・ドール)という美女がおり、その魅力的な肉体でファリッドとトムを誘惑してきた。一方、サミは病院に搬送直後に息絶え、アレックスとヤスミンはサミの遺体を病院に残して、ファリッドたちのいる宿屋へ向かう。宿に到着した2人をジルベルトとクローディアが出迎え、ファリッドとトムがいるという屋敷へ案内する。だが、その屋敷の主はナチスを信望するフォン・ガイスラー(ジャン=ピエール・ジョリス)とその子供たちで、彼らは宿泊客を騙して監禁、殺害する残忍な狂人であった。すでに変わり果てた姿となったファリッドとトム。そして、アレックスとヤスミンも豚小屋に鎖で繋がれてしまう。そんな2人にも想像を絶する苦痛と恐怖が待ち受けていた……。

「フロンティア(2007)」の解説

国外脱出を計る移民家庭出身の若者たちが、国境近くの宿で遭遇する惨劇を描くバイオレンス・スリラー。監督・脚本は「ヒットマン」のサヴィエ・ジャン。出演はモデル出身の新人カリーナ・テスタ、「好きと言えるまでの恋愛猶予」のオルレアン・ウィイク、「ジェヴォーダンの獣」のサミュエル・ル・ビアンなど。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年9月13日
キャスト 監督ザヴィエ・ジャン
出演カリーナ・テスタ サミュエル・ル・ビアン エステル・ルフェビュール オルレアン・ウィイク ダヴィッド・サラチーノ シェムズ・ダマニ モード・フォルジェ アメリ・ドール ロジェーヌ・ファヴェイ アデル・ベンチェリフ ジョエル・ル・フランソワ パトリック・リガルド ジャン=ピエール・ジョリス
配給 トルネード・フィルム
制作国 フランス スイス(2007)
年齢制限 R-18
上映時間 108分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:35

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