半身反義 作品情報
はんしんはんぎ
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
「半身反義」の解説
東京オリンピックや日本万博の記録映画に関わった演出家・山岸達児氏の姿を通して、高度成長をとげた戦後の日本社会に対する、若い世代の興味と疑問、そして世代を越えた心の触れあいをイメージ映像を交えて描くドキュメンタリー。「東京オリンピック」(65/監督部)、「日本万国博」(71/監督)などの演出家・山岸達児が、2003年春に脳梗塞で倒れた。映画は、奇跡的に意識が回復したものの、半身不随になってしまった山岸に、女性映像作家・竹藤佳世がカメラを向けるところから始まる。老いや病、入院生活など、その厳しい現実問題に直面しながらも、山岸はまだ映画を撮りたいと告白する。二人はカメラを通して、山岸が生きてきた『昭和の記憶』を蘇らせようとする。それはかつて夢と希望の象徴だった『未来』のイメージの源泉をたどる旅でもあった。ドキュメント部分と、イメージ映像で構成することによって、老いや病、死といったリアルな現実を観客に見せつけるだけでなく、その中にあっても、心の自由をもつこと、イメージをもつことが生きることに結びついていることを、斬新な手法で表現。監督は、若松孝二監督「17歳の風景」のメイキング「67歳の風景-若松孝二は何を見たのか」が劇場公開され、「彼方此方」がロンドンで開催されたThe Japanese Film Season2004にて上映された新鋭・竹藤佳世。インスタレーションや舞台美術監督など幅広い分野で活躍している。イメージ部分の撮影は、大浦信行監督「日本心中」、若松孝二監督「17才の風景」「実録・連合赤軍」を手がけた辻智彦。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年7月5日 |
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キャスト |
監督:竹藤佳世
出演:山岸達児 西島英男 西宮ゆき 加島凱 アカナ 竹藤佳世 |
配給 | パウダールーム |
制作国 | 日本(2007) |
上映時間 | 90分 |
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