P.N.「高3→大1」さんからの投稿
- 評価
- ★★☆☆☆
- 投稿日
- 2008-07-17
これこそまさに綺麗事のオンパレードと言うべき映画ですね。アメリカがいかに英雄気取りな国なのかが見事に露呈していた映画でした。そのためにいくら何でもソ連の国の描き方が劣悪過ぎだと思います。これではロシア人が気の毒に思えます。
まあ、トム・ハンクスファンの方のみなら楽しめそうな映画ですね。
ちゃーりーうぃるそんずうぉー
総合評価2.67点、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
これこそまさに綺麗事のオンパレードと言うべき映画ですね。アメリカがいかに英雄気取りな国なのかが見事に露呈していた映画でした。そのためにいくら何でもソ連の国の描き方が劣悪過ぎだと思います。これではロシア人が気の毒に思えます。
まあ、トム・ハンクスファンの方のみなら楽しめそうな映画ですね。
見終わってから、自分が何を観たのか何も掴めずに呆然とした。映画のはずがソ連について考える自由はなかった。有無を言わさずアメリカを応援する観衆のようにしていさせられた。特撮ヒーロー主義の極限的作品。ノーベル賞もオリンピックも価値があるらしいとしか知らない、私のような男一匹に持ち帰られるメッセージは一つもない。歴史の記述。製作者のヒーロー崇拝。だからどうした。
ソ連のアフガン進攻と後の9・11の予兆を含んだシリアスなテーマをあえてトムハンクスの軽ノリで展開した割と見応えあるドラマです。ただアメリカの議会がああも簡単に納得したのかは疑問ですが。日本人はテーマに余り興味がないのか話題になっていないけど佳作です。
アメリカ映画では常に悪役はソ連。この映画も実話とは銘打ってあるものの結局『ソ連からアフガニスタンを救ったのは俺たちアメリカなんだぜ』的なマッチョ精神がプンプン。アメリカのこういう傲慢さが鼻につく方は見ない方がいいです
この映画は戦争のシビアさよりもアメリカの偉大さを強調したいだけ。唯一の救いはガス役のフィリップ・シーモア・ホフマンの熱演。