タカダワタル的ゼロ 作品情報
たかだわたるてきぜろ
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
「タカダワタル的ゼロ」の解説
2004年に公開された前作「タカダワタル的」で、その飄々としたキャラクターが注目を浴びたフォークシンガー高田渡。前作公開の翌年に故人となった彼が2001年の大晦日に出演した下北沢でのコンサートの模様を中心に、記録映画などの映像も織り交ぜて纏め上げた続編。泉谷しげる、「カンゾー先生」の柄本明など豪華ゲストも出演。1972年のフォークブームの様子を記録した自主映画「吉祥寺発赤い電車」。約30年ぶりに発見されたその一部から、群馬・高崎音楽堂で歌う23歳の高田渡の姿が蘇る。2003年。お気に入りの焼き鳥屋“吉祥寺・いせや”で、高田渡はいつものように焼酎を片手に語り出す。唄、お酒、好きな風景のこと、そして仲間やお客さんのこと……。2001年の大晦日、下北沢ザ・スズナリで開催された高田渡の年越しコンサート。おなじみの『仕事さがし』を皮切りに、1969~1971年まで過ごした京都時代の代表的なラブソング『コーヒーブルース』、盟友シバ作詞作曲による『ハッピーニューイヤーブルース』、フランスの画家マリ-・ロ-ランサンの詩を唄う『鎮静剤』と続く。そして実現したフォーク界の双璧、高田渡と泉谷しげるの本格共演。泉谷は『おー脳』『春夏秋冬』を絶唱。観客を挑発し、時には毒づく泉谷の熱いステージに対し、高田は飄々となにくわぬ顔であくまでマイペース。高田を“国宝!高田渡!”と持ち上げる泉谷に対し、高田は“楽屋では静かでいい人なんですけどね”と返す。大詰めは、泉谷が歌いたいと懇願した代表曲『生活の柄』。ロシアの詩人タラス・シェフチェンコの『くつが一足あったなら』では、泉谷はじっと目を閉じて聞き入る。そして、ラスト。『私の青空』でコンサートは最高潮に達する。2006年9月25日。前年に亡くなった高田渡が愛した“いせや本店”が閉店。最終日のいせやの賑わい、夕暮れを行く中央線を映し出し、映画は終幕を迎える。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年5月10日 |
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キャスト |
監督:白石晃士
出演:高田渡 泉谷しげる 佐久間順平 キヨシ小林 冨岡雅佳 長山ゆうじ KONTA 柄本明 ベンガル 綾田俊樹 |
配給 | アルタミラピクチャーズ |
制作国 | 日本(2008) |
上映時間 | 74分 |
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