モンゴル 作品情報
もんごる
12世紀のモンゴル。一部族の頭領イェスゲイの息子テムジンが誕生する。テムジンは9歳のとき、敵対するメルキト部族から花嫁を選び友好関係を結ぶため父と旅に出る。イェスゲイには、メルキト部族からテムジンの母となる女性を略奪した過去があった。しかし途中立ち寄った村で、テムジンは少女ボルテを許婚として選ぶ。帰路、イェスゲイは敵対するタタール部族に毒殺される。父を失ったテムジンは、頭領の座を狙うタルグタイの裏切りにより、家財を奪われ命を狙われる。テムジンは過酷な自然の中に身を潜める。テムジンは凍てつく池に落ちるが、逞しい少年ジャムカに救われ、2人は兄弟の契りを交わす。タルグタイの手を逃れ成長したテムジン(浅野忠信)は、許婚ボルテ(クーラン・チュラン)を迎えに行く。ボルテもまた彼を待ち続けていた。しかしメルキト部族騎馬軍団の奇襲に遭う。弓矢に貫かれたテムジンを守るため、ボルテは自らメルキト部族に身を投じる。翌年テムジンは、多くの戦士を抱えるジャムカ(スン・ホンレイ)と共にメルキト部族に攻め入る。テムジンは激戦の末、ボルテを見つける。彼女はメルキト部族の子供を宿していたが、テムジンは我が子として慈しむ。テムジンの寛大な精神は、ジャムカの戦士たちを惹きつけた。そのためジャムカから離れ、テムジンに付いていく者が出始めた。ジャムカはテムジンを討つ覚悟を決め、タルグタイも彼に合流する。ジャムカの軍団が、テムジンの率いる人々を襲う。テムジンは家族を逃がし、数で劣勢な戦いに挑むが捕らえられてしまう。ジャムカはテムジンを殺すに忍びなく、命乞いを要求する。しかしテムジンは応じず、部下たちと共に奴隷として売られ、中国西北部タングート族の地で投獄される。数年後、ボルテの身を挺した尽力によって、テムジンは生還。彼は、乱れたモンゴルに規律をもたらそうという強い意志を固める。ジャムカの大軍との決戦を控えた彼のもとには、最強の戦士たちが集まるのであった。
「モンゴル」の解説
4カ国合作、総製作費約50億円のスケールで、若き日のチンギス・ハーンを描いた壮大な闘いの叙事詩。主人公テムジンを、「母べえ」の浅野忠信が全編モンゴル語で演じた。第80回米国アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。監督は、「コーカサスの虜」のセルゲイ・ボドロフ。共演に、「初恋のきた道」のスン・ホンレイ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年4月5日 |
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キャスト |
監督:セルゲイ・ボドロフ
出演:浅野忠信 スン・ホンレイ アマデュ・ママダコフ クーラン・チュラン |
配給 | 東映=ティ・ジョイ |
制作国 | ドイツ ロシア カザフスタン モンゴル(2007) |
上映時間 | 125分 |
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