犬と私の10の約束 作品情報
いぬとわたしのじゅうのやくそく
函館で暮らすあかり(福田麻由子)は、大学病院に勤める父の祐一(豊川悦司)と母の芙美子(高島礼子)と3人で暮らしていた。ある日、そんな斉藤家に新しい家族がやってきた。それは仔犬のゴールデンレトリバーだった。その犬は前足の片方が靴下をはいたように白いという特徴から“ソックス”と名付けらた。芙美子は「私と気長につきあってください」から始まる“10の約束”をあかりに教える。「私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください」……。その頃から、芙美子は体調を崩して、入退院を繰り返すようになる。母を慮って暗くなるあかりの心情を照らしてくれるのは、ソックスの存在だった。そして、母との永遠の別れの日がやってくる。悲しみに浸るあかりを、クラシック・ギタリストを目指す星進(佐藤祥太)も励ましてくれた。そんな彼がパリ留学する日も、祐一の仕事の都合で見送ることができなかった。大学病院での仕事とあかりを天秤にかけた祐一は、辞表を出して開業医の道を選ぶ。それから7年、22歳になったあかり(田中麗奈)は、大学の獣医学部を経て獣医として就職する。ギタリストとして帰国した進(加瀬亮)とも再会を果たし、二人は恋に落ちた。そんなある日、交通事故に遭った進は後遺症で指を自由に動かせなくなってしまう。あかりのことも避けるようになった進のもとに、ソックスが訪れる。セラピードックとしての資質を持つソックスは、ささくれた進の心情を癒して、再びギターを演奏できる身体にした。とはいえ、社会人としても忙しくなったあかりはソックスと過ごせる時間も限られてきた。犬の寿命は、約10年。老いたソックスは、臨終の日を迎えようとしていた。命が燃え尽きようとするソックスを見守るあかりと進。昇天するソックスの身体を抱きしめて号泣するあかりの頭の中では、これまでソックスと過ごしてきた幸福な日々が走馬灯のように駆け抜けるのだった。
「犬と私の10の約束」の解説
犬の心情を代弁した短編詩として、インターネットで広まった作者不詳の短編詩『犬の十戒』をモチーフにしたファミリー・ドラマ。監督は「ゲゲゲの鬼太郎」の本木克英が監督。出演は、「銀色のシーズン」の田中麗奈と、「それでもボクはやってない」の加瀬亮、「愛の流刑地」の豊川悦司、「極道の妻たち」シリーズの高島礼子など。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年3月15日 |
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キャスト |
監督:本木克英
原作:澤本嘉光 川口晴 出演:田中麗奈 加瀬亮 福田麻由子 佐藤祥太 池脇千鶴 相築あきこ 布施明 ピエール瀧 大沢あかね 海老瀬はな 藤井美菜 笹野高史 高島礼子 豊川悦司 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2008) |
上映時間 | 117分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.62点★★★★☆、52件の投稿があります。
P.N.「モモ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2016-02-25
自分の人生を変えてくれた大切な映画になりました、絆や優しさの気持ちを教わりどれだけソックスに助けられたか…(泣)ソックス、ありがとう、これからも教わった事、大事にして過ごしていくからね☆