裸足のギボン 作品情報
はだしのぎぼん
幼い頃に高熱病にかかり、年齢は40歳だが知能が8歳で止まったままのギボン(シン・ヒョンジュン)はのどかな田舎の村タンレイに高齢の母(キム・スミ)と住んでいる。彼は、身体が思うように動かない母のために、朝起きると、顔を洗うお湯を沸かしたり、洗濯をしたり、市場への買い物に一緒に出かけたりと、いつも母を支えていた。村の雑用でわずかばかりの収入を得て、食べ物をもらうと、少しでも早く持って帰ろうと靴も履かずに大急ぎで家へと走り出すギボン。そんな彼の姿を見て、村の人々は“裸足のギボン”と呼んでいた。ある日、村で開かれたマラソン大会の最中、ギボンは誰かが落としたゼッケンを拾い、落とし主に渡すつもりが、成り行きでマラソンに参加、入賞を果たす。ギボンの才能に目をつけた村長(イム・ハリョン)は、ギボンをソウルで行われる全国アマチュアハーフマラソン大会に出場させようと考える。ギボンも1等の賞金で、歯が悪い母に入れ歯を買うことができると大喜び。ところが、昔からギボンをからかっていた村長の息子ヨチャン(タク・チェフン)は、父親との仲も良くないのでおもしろくない。一方、最初は次の選挙の人気取りのためにギボンのトレーナーをかって出た村長だったが、母のために毎日楽しそうに練習に励むギボンを見ているうちに、その純粋な心に胸を打たれるのであった。やがて、ギボンの素晴らしさを周囲に認めさせたいと思い始め、練習もより本格的に取り組むようになっていく。そんな矢先、練習中に突然ギボンが倒れてしまう。検査の結果、亡くなったギボンの父と同じく心臓に疾患があることがわかる。これ以上、走らせると命に関わると医師から告げられた村長は、ギボンにマラソンを止めさせようとするが、ギボンはひとりで練習を続ける。そして、行きつけの写真館で働くチョンウォン(キム・ヒョジン)に、ギボンはトレーナーを依頼するが……。
「裸足のギボン」の解説
重度の知的障害者が母親のためにマラソンに挑戦する姿を描く実話の映画化。主演はドラマ『天国の階段』のシン・ヒョンジュン。ほかに「家門の危機」のキム・スミ、「トンマッコルへようこそ」のイム・ハリョン、「誰にでも秘密がある」のキム・ヒョジンらが出演。監督は本作がデビュー作となるクォン・スギョン。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年3月8日 |
---|---|
キャスト |
監督:クォン・スギョン
出演:シン・ヒョンジョン キム・スミ イム・ハリョン キム・ヒョジン タク・ジェフン |
配給 | リベロ |
制作国 | 韓国(2006) |
上映時間 | 100分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「裸足のギボン」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。