スエリーの青空 作品情報
すえりーのあおぞら
ブラジル北東部セアラー州の田舎町、イグアトゥ。多くの人々が旅立っていくその町は、エルミーラ(エルミーラ・ゲーデス)の故郷であり、21歳の彼女もまた、田舎での平穏な暮らしを捨て、恋人との幸せな生活を求めて駆け落ちするようにサンパウロへと旅立ったのだった。しかし、その2年後、エルミーラはまだ幼い息子・マテウジーニョを連れて故郷へ戻り、祖母と叔母の家で暮らしはじめる。そして、やりかけの仕事を終えてから来るといってサンパウロに残った恋人・マテウスの到着を待っていたのだが、彼が現れることはなかった。ひとりになったエルミーラは、気晴らしをしようとビールを片手に夜遊びに出かけ、かつての恋人・ジョアォン(ジョアォン・ミゲル)と再会する。しかし、うまくいくかにみえた彼との関係も、エルミーラの孤独を癒すことはなく、再び町を出て行きたいという飢餓感を与えるばかりだった。ある日、友達で売春婦のジェオルジーナ(ジェオルジーナ・カストロ)の言葉から、エルミーラは手っ取り早く金を稼ぐために、ある大胆な計画を思い付く。そして、自堕落な女になりたくないと思ったエルミーラは、“スエリー”と名前を偽り、その計画を実行に移すのだった……。
「スエリーの青空」の解説
ブラジルの田舎町を舞台に、原点に立ち返ることや新たな一歩を踏み出すことの大切さを描いた物語。監督は「マダム・サタン」のカリン・アイヌー。出演はエルミーラ・ゲーデス、マリア・メネゼス。2006年リオデジャネイロ国際映画祭で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演女優賞を受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年2月9日 |
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キャスト |
監督:カリム・アイノズ
出演:エルミーラ・ゲーデス マリア・メネゼス ジョアォン・ミゲル ジェオルジーナ・カストロ ゼズィッタ・マトス |
配給 | オンリー・ハーツ |
制作国 | ブラジル ドイツ ポルトガル フランス(2006) |
上映時間 | 88分 |
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