アドリブ・ナイト 作品情報
あどりぶないと
ソウルの週末の午後。雑踏で突然二人連れの青年から声をかけられ、10年前から行方不明の女性“ミョンウン”に間違えられた、ある若い女性(ハン・ヒョジュ)がいた。彼女が人違いだと否定すると、今度はミョンウンの身代わりとなって、その父親の臨終に立ち会って欲しいと懇願されてしまう。彼らの思いに嘘がないと信じた彼女は、いつの間にか同情を覚え、その申し出を承諾した。彼女が連れて行かれたのは、郊外の一軒家だった。そこには末期ガンで昏睡状態のミョンウンの父親の死を目前に、家族、親戚、隣近所の人までもが大集合していた。重病人を気遣いつつ、本当は遺産狙いの叔父夫婦、借金を踏み倒したい隣人夫婦など、それぞれの思惑に揺れながら、臨終の時が来るのを気を揉んで待っている真っ最中だった。そこに突然の珍客来訪で、みんなの気持ちはまた大揺れに揺れる。偽物と聞かされて怒る人々。それでも会わせるべきだと主張する人々。そんな中、隣人のおばさんだけは、なぜか彼女が本当のミョンウンだと信じて疑わないのだった。徹夜を乗り切るために用意されたキムチや焼肉に舌鼓を打ちながら、物悲しくも滑稽な大騒動が繰り広げられる。そしてそんな人間模様に触れて、アカの他人であるはずの若い女性の気持ちにも変化が生じていくのだが……。
「アドリブ・ナイト」の解説
平安寿子の同名短編小説を映画化した韓国映画。行方不明の女性に間違えられた若い女性が体験する出来事を通じて、本当に大切なものの存在に気づかせてくれる感動作。主演はドラマ『春のワルツ』のハン・ヒョジュ。シンガポール国際映画祭主演女優賞、韓国映画批評家協会賞新人女優賞に輝いた。監督は「チャーミング・ガール」のイ・ユンギ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年2月9日 |
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キャスト |
監督:イ・ユンギ
原作:平安寿子 出演:ハン・ヒョジュ キム・ヨンミン キム・ジュンギ キ・ジュボン |
配給 | パンドラ |
制作国 | 韓国(2006) |
上映時間 | 99分 |
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