音楽世界遺産の旅 ジプシー・キャラバン 作品情報
おんがくせかいいさんのたびじぷしーきゃらばん
2001年の秋、“ジプシー・キャラバン”ツアーの面々は、初日を満員のニューヨークで迎えた。参加したアーティストは4ヶ国5つのバンド。ルーマニア出身でジプシー音楽界を代表するタラフ・ドゥ・ハイドゥークス、マケドニアの“ジプシー・クイーン”エスマ、スペイン・フラメンコ界のスターであるアントニオ・エル・ピパ・フラメンコ・アンサンブル、ルーマニアの超高速ブラスバンド、ファンファーラ・チョクルリーア、そしてインドの砂漠民バンド、マハラジャ。彼らは6週間を掛けて北米の諸都市をバスで回るのだ。異なる土地から集められ、当初いくらかの違和感を互いに抱いているメンバーをエスマがとりまとめている。こうして長いツアーの間、彼らは徐々にお互いを知り合い、親交を深めていくのだった。一方、カメラはそれぞれのミュージシャンのルーツを追う。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの稼ぎで成り立っている小さな村がある。マケドニアでは、エスマが夫と一緒に引き取った47人の子供たちを紹介する。また、インドでは子供たちが砂漠のステージで歌い、いつかミュージシャンになりたいと夢を語る。そしてルーマニアでのある日、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの象徴であり、中心的存在でもあった最長老ニコラエ・ネアクシュが亡くなった。たくさんの親族・仲間たちが彼の遺体を見守っている。そんな中、タラフのメンバーが語る。「ニコラエは天国で言っているだろう。私は世界中を旅したってね」。そして、ツアー終盤、それぞれのバンドがそれぞれの場所で重ねてきた年月がステージの上でひとつになるのだった……。
「音楽世界遺産の旅 ジプシー・キャラバン」の解説
ジプシー/ロマをルーツとする5バンドの北米ツアーに密着した音楽ドキュメンタリー。監督は「American Gypsy: A Stranger in Everybody's Land」(未)のジャスミン・デラル。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスなどジプシー音楽を代表するアーティストのほか、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョニー・デップも特別出演している。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年1月12日 |
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キャスト |
監督:ジャスミン・デラル
出演:タラフ・ドゥ・ハイドゥークス エスマ アントニオ・エル・ピパ ファンファーレ・チォカリーア マハラジャ |
配給 | アップリンク=AMGエンタテインメント |
制作国 | アメリカ(2006) |
上映時間 | 115分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「ever*eve」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2008-10-26
前向きに生きようとする人々に共感。