ミッドナイト イーグル 作品情報
みっどないといーぐる
かつて報道カメラマンとして世界を駆け回った西崎優二(大沢たかお)は、ある戦場で幼い生命を救うことができなかった自分自身の不甲斐なさに深く絶望を感じた。病身の妻にも先立たれた彼は、写真週刊誌の記者である妻の妹の慶子(竹内結子)にひとり息子を託して、山の中で星空に向けてシャッターを切り続ける日々を過ごしていた。そんなある日、異様な物体を撮影する。その正体は、米軍の戦略爆撃機『ミッドナイト イーグル』だった。北アルプスで『ミッドナイト イーグル』が消息を絶ったという極秘情報は、内閣総理大臣・渡良瀬(藤竜也)のもとにも届いた。核爆弾を搭載している同機の行方は、日本政府にとっても極めて重要な問題だった。西崎は、山岳部の後輩で新聞記者の落合(玉木宏)と共に、北アルプスの落下地点へと向かう。しかし、そこにはすでに工作員たちの姿があり、調査に向かった自衛隊員と西崎たちに銃を放ってくる。自衛隊員は、佐伯(吉田栄作)の他は全滅した。落合から送られてきた写真を分析する慶子もまた、事件の渦の中に巻き込まれていった。一方、佐伯から『ミッドナイト イーグル』の情報を入手した西崎と落合は、工作員たちの攻撃を交わして同機の墜落地点に到達する。すでに核爆弾の時限装置は作動していたが、慶子が入手したパスワードでその爆破を防ぐことができた。しかし、なおも工作員たちが核爆弾を狙って襲いかかってくる。激しい吹雪のために、援助する自衛隊のヘリ部隊も現地への着陸が不可能だった。日本を、いや愛する自分の息子の命を救うためには、自分たちが犠牲になるしかないと悟る西崎。そして彼は、ナパーム弾の投下を渡良瀬総理に依頼する。息子と慶子に最後の別れを告げた西崎らは、ナパーム弾の炎に包まれた。その尊い犠牲によって、日本のみならず東アジアの平和は守られたのだった。
「ミッドナイト イーグル」の解説
核爆弾の行方をめぐって、厳寒の北アルプス山岳地帯で繰り広げられるサスペンス・アクション。元・日本原始力研究所研究員という経歴を持つ高嶋哲夫の小説を、「亡国のイージス」の長谷川康夫と飯田健三郎が脚本化して、「フライ,ダディ,フライ」の成島出がメガホンをとる。主役の報道カメラマン西崎優二には「世界の中心で、愛をさけぶ」の大沢たかお、その義妹の有沢優子に「いま、会いにゆきます」の竹内結子、優二の後輩の新聞記者・落合に「ただ、君を愛してる」の玉木宏。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年11月23日 |
---|---|
キャスト |
監督:成島出
原作:高嶋哲夫 出演:大沢たかお 竹内結子 玉木宏 吉田栄作 袴田吉彦 大森南朋 佐原弘起 坂本爽 波岡一喜 金子さやか 石黒賢 藤竜也 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2007) |
上映時間 | 131分 |
公式サイト | http://www.midnighteagle.jp/ |
動画配信で映画を観よう! [PR]
ユーザーレビュー
総合評価:3.79点★★★☆☆、19件の投稿があります。
P.N.「楽器ー」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2009-02-17
所々、「何でやねん!」という所もありましたが、ストーリー展開は見ごたえがありましたし、ラストシーンなどもかなり泣けました。総合的に良かったと思います。