観察 永遠に君をみつめて 作品情報

かんさつえいえんにきみをみつめて

10歳の少年・茂樹(鈴木亮介)は自室から外を眺めていると、丘の上の大きな家の窓に少女(新井みやび)が見えた。一瞬にしてその少女・弥生に心を奪われた茂樹は望遠鏡で彼女を見続けるが、引越すことになったため、自分のことを知らない弥生にラブレターを投函する。大人になった茂樹(小沢和義)は、相変わらず弥生(緒川たまき)を見続けていた。ある日、彼女の部屋に男が現れ、二人はキスをした。自暴自棄になった茂樹は、同僚の美咲(江口のりこ)と愛のない結婚をする。美咲との間に子供が生まれ、弥生も結婚し娘ができていたが、それでも茂樹は家族には内緒で弥生を見続けていた。しかし、長年に渡り弥生を覗いていたことが露見し、美咲は家を出て行く。50歳になった茂樹は、長年酷使したため眼の病を患っていた。そんなある日、ダンボールに入った荷物が届く。その中には、弥生が描いた数百冊の日記が入っていた…。病気がちで一人で家にいることが多かった弥生は、ある日窓から外を眺めていると、一人の少年が望遠鏡で彼女を見ているのを見つける。その後、その茂樹という少年から、毎日弥生を見ていると告白するラブレターが届いた。大人になった弥生は、相変わらず病院通いをしていた。主治医の美津野(光石研)は弥生の良き理解者だった。弥生は人との距離感がうまく掴めず、友達もいない。唯一、今もなお自分を見続けている茂樹との距離が一番心地良い。ある日美津野から突然プロポーズされ、キスをされた。近すぎる彼との距離に少し窮屈さを、そして茂樹に対して後ろめたさを感じていた。弥生は美津野と結婚して娘をもうけた。安定した暮らし、明るい家庭ではあるが、少し窮屈で、今でも茂樹が自分を見つめてくれることが救いだった。美津野は若くして病死。茂樹との距離は昔と変わらず、純粋な気持ちを抱き続けたまま40年が過ぎた。そして弥生は、茂樹に全てを知らせる準備を始めるのだった……。

「観察 永遠に君をみつめて」の解説

少女を見つめ続けた少年と、少年に見せ続けた少女の40年に渡る恋心を、それぞれの側面から2部構成で描く、純愛ファンタジー。監督は「イヌゴエ 幸せの肉球」の横井健司。出演は「ユメ十夜」の緒川たまき、「WARU ワル」の小沢和義、「めがね」の光石研、「LOFT」の江口のりこほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年11月10日
キャスト 監督横井健司
出演緒川たまき 小沢和義 光石研 江口のりこ 小倉一郎 河井美智子 平田満 岡本奈月 石堂夏央 山本剛史 大西武志 山本浩司 松田賢二 小林且弥 鈴木亮介 新井みやび 遠藤憲一 鈴木砂羽 小沢仁志
配給 AMGエンタテインメント
制作国 日本(2007)
上映時間 133分

動画配信で映画を観よう! [PR]

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「観察 永遠に君をみつめて」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:35

広告を非表示にするには