アボン・小さい家 作品情報
あぼんちいさいいえ
西暦2000年のフィリピン。豊かな生活を求めてルソン島北部のコルディリエラ地方の村からバギオの町へ出てきた日系フィリピン人三世のラモット(ジョエル・トレ)、通称ハポン(スペイン語で日本人の意)。3人の子供を抱え、ジープニー(乗り合いジープ)の運転手をして働きながら、高級住宅地に家を買うことを夢見ていた。生活費を稼ぐため妻・イザベルは海外へ働きに行くことになり、子供たちは実家のある山奥の村に預けられる。電気も通っていない村に子供たちは最初戸惑うが、自然に祈り自然と共に生きる生活に次第に慣れていく。そんな時イザベルが偽造パスポートの容疑で逮捕されたという連絡が入る。出稼ぎ資金で多額の借金を抱えたハポンは、一攫千金の算段をするがうまく行かず、子どもたちと共に不法居住者地区の家も追われる。そしてやむなく日系2世の祖母が待つ故郷の村へ戻るが、子どもたちと共に村であらためて発見したのは、豊かな自然と伝統的な精霊信仰、そして自然の恵みを享受して楽しそうに暮らす山岳民族の人々だった……。
「アボン・小さい家」の解説
フィリピンを代表する唱歌『小さい家』をモチーフに、自然と共に生きる人々のたくましさや家族の絆など途上国の様々な問題を盛り込み、ペーソスとユーモアを交えたスローライフ・ムービーが誕生した。監督の今泉光司は小栗康平の助監督を経て、単身フィリピンの山岳地帯に移住。主演はフィリピンの国民的俳優ジョエル・トレ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年4月21日 |
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キャスト |
監督:今泉光司
出演:ジョエル・トレ バナウエ・ミクラット キドラット・タヒミック |
配給 | アルゴ・ピクチャーズ |
制作国 | 日本(2003) |
上映時間 | 111分 |
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