ユメ十夜 第三夜 作品情報
ゆめじゅうやだいさんや
ある夏の日。子どもたちの声も騒々しく、漱石(堀部圭亮)の筆はなかなか進まない。そればかりか、いいようのない苛立ちを感じていた。6人目の子を身ごもっている妻の鏡子(香椎由宇)は、その夜、奇妙な話をする。子どもの頃、地蔵の首を誤って落としてしまい、それ以来、その地蔵の夢を見るようになった。ところが最近、その地蔵の首を戻す夢を見たというのだ。そのとき、赤ん坊が目を覚ます。泣く子をあやすため、漱石は赤ん坊を背負って歩き始め、森の中に入っていく。不思議なことに、赤ん坊は大人のような口を聞き、次第に漱石は子供を捨ててしまおうと考え始める。しばらく歩くと地蔵があり、そこで赤ん坊は言う。「お前が俺を殺したのは、今からちょうど百年前だね」。そこで漱石は昼寝から目覚め、この悪夢をネタにしようと筆をとる。
「ユメ十夜 第三夜」の解説
明治の文豪・夏目漱石が1908年に発表した短編小説『夢十夜』を、10人の映画監督が映像化したオムニバス作品の第三夜。幼子を背負い散歩する男が、怖ろしい事実に気づく。監督は「呪怨」の清水崇。出演は「姑獲鳥の夏」の堀部圭亮、「パビリオン山椒魚」の香椎由宇。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年1月27日 |
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キャスト |
監督:清水崇
出演:堀部圭亮 香椎由宇 |
配給 | 日活 |
制作国 | 日本(2006) |
上映時間 | 110分 |
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