厨房で逢いましょう 作品情報
ちゅうぼうであいましょう
南ドイツの小さなレストランで、舌の肥えた食通たちにも一目置かれる“官能料理(エロチック・キュイジーヌ)”を提供している、変わり者だが超一級の腕前を持つシェフのグレゴア(ヨーゼフ・オステンドルフ)は、休憩時間に訪れたカフェで、ウェイトレスのエデン(シャルロット・ロシュ)と知り合う。彼女は、夫クサヴァー(デヴィッド・シュトリーゾフ)とレオニー(レオニー・シュテップ)というダウン症の娘と3人で暮らしていた。グレゴアはレオニーの誕生日にチョコレート・ケーキをプレゼント。ケーキを一口食べたエデンは、一瞬にしてその味の虜になってしまう。二人は親しくなり、エデンは夫が出かける毎週火曜日にグレゴアの厨房を訪れるようになった。彼が彼女に対してできることは、料理を作ることだけだった。グレゴアは、エデンをもっと喜ばせてあげたいという思いから、これまでよりさらに美味しい料理を生み出していく。彼が作るエロチック・キュイジーヌを味わうようになったエデンもまた、心身ともに充実し、夫との愛を深めていく。ある日、夫クサヴァーの友人たちがグレゴアとエデンの密会を告げ口する。エデンの心をグレゴアから引き離すため、クサヴァーは家族をパリ旅行に連れ出す。ある日、エデンは妊娠したことに気付く。クサヴァーの友人たちはお腹の子はグレゴアではないかと陰口を叩き、それを耳にしたクサヴァーは仲間たちと大喧嘩。怒りが収まらないクサヴァーは、グレゴアのレストランに忍び込み、セラーの中のワインを粉々にしてしまう。ワインセラーは最も価値ある財産だったため、銀行に融資を打ち切られたグレゴアは店をたたまなくてはならなくなる。エデンの家を訪れたところ、再び怒りが沸き起こったクサヴァーがグレゴアを殴りつける。グレゴアは木から落ちたはずみでクサヴァーを殺してしまう。数年後、エデンは子供たちとともに、出所したグレゴアが開いた軽食スタンドを訪れる。
「厨房で逢いましょう」の解説
孤高の天才シェフが主婦に恋をし、彼女への想いが込められた料理が人々の舌と心を蕩かせてゆく、大人のラブストーリー。監督は「Sophiiii!(ゾフィー!)」のミヒャエル・ホーフマン。出演は「戦争のはじめかた」のヨーゼフ・オステンドルフ、シャルロット・ロシュ、「ヒトラー最期の12日間」のデーヴィト・シュトリーゾフほか。2006年ロッテルダム映画祭観客賞、2006年ペサロ映画祭観客賞受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年8月25日 |
---|---|
キャスト |
監督:ミヒャエル・ホーフマン
出演:ヨーゼフ・オステンドルフ シャルロット・ロシュ デヴィッド・シュトリーゾフ マックス・リュートリンガー レオニー・シュテップ レーランド・ヴィーズネッカー |
配給 | ビターズ・エンド |
制作国 | ドイツ スイス(2006) |
上映時間 | 98分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「厨房で逢いましょう」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。