トランシルヴァニア 作品情報
とらんしるばにあ
突然姿を消した恋人ミラン(マルコ・カストルディ)を見つけるため、ジンガリナ(アーシア・アルジェント)は親友のマリー(アミラ・カサール)と共にミランの故郷トランシルヴァニアへと旅立つ。ミランがミュージシャンだったため、ロマの楽士たちにミランを知らないか尋ね、ついにジンガリナはミランを見つけ出す。しかし、ミランには、もはや愛情のかけらさえ無かった。彼女はミランの子を身ごもっており、絶望に打ちひしがれる。彼女のことを愛するマリーはジンガリナが心配でならないが、ジンガリナはこの異国の地で何かを見つけ再生することを求め、マリーと決別する。傷ついたジンガリナをジプシーの少女バンダナが慰めていると、二人を見つけたチャンガロ(ビロル・ユーネル)が声をかける。しばらくして、バンダナは追いかけるジンガリナを残し去って行った。チャンガロとジンガリナ、二人の旅が始まる。二人で暮らしていても何も過去を話さないジンガリナに、チャンガロは時に挑発しケンカもするが、彼女をいつも見守っている。ジンガリナが産気づいた。あたりには人の気配もなく、チャンガロは必死に助けを求め続けると馬車を走らす村人に出会え、親切な村の女たちがジンガリナの出産を手伝いに来た。だが、不安と恐怖からジンガリナは泣き叫びチャンガロに助けを求める。無事、出産を終えたジンガリナと生まれたての赤ん坊がいる部屋にどうしてか入れないチャンガロ。ジンガリナは車で去っていくチャンガロを窓辺でだまって見つめていた。音楽と酒に身を浸す彼の様子は、迷いと苦しみに満ち、途方もなく切ない。小さな酒場で飲み続けるチャンガロは、ついに何かを決心したように、ジンガリナと赤ん坊がいる部屋に戻るとそこにはもはや彼女はいなかった。随分と長い間、チャンガロは留守にしていたのだ。ある日、チャンガロはジンガリナを見つけた。赤ん坊と眠る彼女はまるで聖母マリアのようだ。
「トランシルヴァニア」の解説
真実の愛を求めて、トランシルヴァニアへと旅立った女の魂を描いた、愛の物語。監督は「僕のスウィング」「愛より強い旅」のトニー・ガトリフ。出演は「マリー・アントワネット」のアーシア・アルジェント、「シルヴィア」のアミラ・カサール、「愛より強く」のビロル・ユーネルほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年8月11日 |
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キャスト |
監督:トニー・ガトリフ
出演:アーシア・アルジェント アミラ・カサール ビロル・ユーネル アレクサンドラ・ボージャール マルコ・カストルディ ベアタ・パーリャ |
配給 | 日本スカイウェイ |
制作国 | フランス(2006) |
上映時間 | 102分 |
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