主人公は僕だった 作品情報
しゅじんこうはぼくだった
過去12年間、毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数歯を磨き、同じ歩数でバス停まで行き、同じ分量仕事をこなし、毎晩同じ時間に眠る。そんな生活を送る国税庁の会計検査官ハロルド・クリック(ウィル・フェレル)は、婚約者に捨てられ、友達は同僚のデイヴだけという寂しい男だった。しかし、ある朝突然、ハロルドの人生に女性の声が割り込んできた。ナレーションのように、彼の頭に浮かんだ思いと、今まさにとっている行動を、アカデミックな言葉遣いで語りはじめたのだった。小説としか思えないその声は、時々気紛れに聞こえてくるだけなので、ハロルドには物語の全容がつかめず混乱していた。そんな中、とんでもないフレーズが聞こえてくる。「このささいな行為が死を招こうとは、彼は知るよしもなかった……」死に直面しているらしいことに気付いたハロルドは、大学教授のジュールズ・ヒルバート(ダスティン・ホフマン)に相談に行く。「悲劇は死で、喜劇は結婚で終わる」と語るヒルバートは、喜劇の定番である“最初は敵対する相手と恋におちる”ことを勧める。ハロルドにはちょうどいい相手がいた。「税金が防衛費に使われるのは許せないから、その分は払わなかったの」と堂々と脱税し、ケーキ店を経営する女性、アナ・パスカル(マギー・ギレンホール)だった。ある日、ケーキ屋の過去3年分の帳簿を調べ疲れ果てていたハロルドに、アナがクッキーを焼いてくれる。それをきっかけに、思い出話などに心を和ませる2人だったのだが……。そしてハロルドの頭に聞こえる声の人物が判明した。小説家のカレン・アイフル(エマ・トンプソン)だった。しかも、彼女の小説の主人公は必ず死ぬことで知られていた……。
「主人公は僕だった」の解説
執筆中の小説に左右される人生と向き合い奮闘する男を描いたハートフル・コメディ。監督は「チョコレート」のマーク・フォースター。出演は「プロデューサーズ」のウィル・フェレル、「ハワーズ・エンド」のエマ・トンプソン、「クレーマー、クレーマー」のダスティン・ホフマン、「ワールド・トレード・センター」のマギー・ギレンホール。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年5月19日 |
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キャスト |
監督:マーク・フォスター
出演:ウィル・フェレル マギー・ギレンホール ダスティン・ホフマン クイーン・ラティファ エマ・トンプソン トム・ハルス リンダ・ハント トニー・ヘイル |
配給 | ソニー・ピクチャーズ |
制作国 | アメリカ(2006) |
上映時間 | 112分 |
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