メイド 冥土 作品情報

めいど

出稼ぎ少女のローサ(アレッサンドラ・デ・ロッシ)は職を得るために、フィリピンの小さな村からシンガポールにやって来た。中国人のテオ氏の屋敷にメイドの職を得、初めての都会での生活に胸をときめかせるローサ。雇い主であるテオ夫妻(チェン・シュウチェン、ホン・フイファン)や障害のある一人息子のアスーン(ベニー・ソウ)ともすぐに親しくなり、異国での生活は順調にスタートしたかに思われたが、時は“太陰暦の七月”をむかえていた。この地の道教信者の間では、この月には「地獄の門が開き死者の霊が人間界で悪事を働く」と信じられており、夜間の外出の禁止、水に入らない、誰もいない場所で知らない人と話さない等、様々な禁忌が定められ、街のいたるところでは人間界に降り立った霊を弔う為に模造紙幣を燃やす儀式が行なわれていた。そんな異国の風習を知る由もないローサは、道端に燃え残った模造紙幣の灰を掃除してしまい、テオ夫人の猛烈な怒りを買ってしまう。そしてその頃から彼女の周辺では不可解な現象が起こり始めた。屋敷の中や街頭でふいに現れる不穏な影。常に誰かに見られているかの様な不安。テオ家の人々の態度も、次第にどこか不自然に感じられていく。そんな中、屋敷内にある京劇の衣装部屋に忍び込んだローサは、そこで見つけた真っ赤なドレスに心惹かれてしまう。このドレスはテオ家に隠された秘密を解く糸口であり、やがて悪夢の様な死の恐怖を招く引き金になるのだった。

「メイド 冥土」の解説

“太陰暦の七月になると死者の霊が人間界に彷徨い出る”と伝えられているシンガポール。この地にフィリピンから出稼ぎにやって来た少女が、地元の宗教的因習を知らずに禁忌を犯してしまい、次第に恐ろしい怪奇現象に巻き込まれていく。本国シンガポールで大ヒットを記録したホラー映画。監督はシンガポールのケルヴィン・トン。主演はフィリピンのアレッサンドラ・デ・ロッシ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年5月5日
キャスト 監督ケルヴィン・トン
出演アレッサンドラ・デ・ロッシ チェン・シュウチェン ホン・フイファン ベニー・ソン
配給 ザナドゥー
制作国 シンガポール(2005)
上映時間 90分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:36

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