ピクシーズ ラウド・クァイエット・ラウド 作品情報
ぴくしーずらうどくぁいえっとらうど
“ピクシーズ”は1986年ボストンで結成され、パンクとギターロック、ポップとサーフロックのリフにメロディックなフックをミックスしたサウンドと、フロントマンのブラック・フランシスが書く宗教、UFO、形而上学を題材にした奇妙な歌詞で、瞬く間にカルト的な人気と評論家の賛辞を獲得した。6年間の活動の中、イギリスの4ADレーベルにて5枚のアルバム(1枚はミニ・アルバム)を発表、小さなクラブからヨーロッパの巨大なフェスティバルまで絶え間ないツアーを展開し、ファン、ミュージシャン仲間、評論家と信奉者を増やしていった。しかし終わりは突然やってくる。衝突を避けたブラック・フランシスは、ファックスでバンドを解散させたのだった。その頃にはピクシーズの人気、影響は否定のしようのないほど広がっていた。U2のボノは「史上最高のアメリカのバンド」と語り、デヴィッド・ボウイは「80年代を通しての最高の音楽」と語った。ニルヴァーナのカート・コバーンはピクシーズの1stアルバム『サーファー・ローザ』が80年代で一番好きなアルバムと語り、そしてニルヴァーナの大ヒット曲『Smells Like Teen Spirit』を書いた時、「ピクシーズの真似をしたんだ」と告白した。その後12年間の空白期間も、ピクシーズの伝説と神話は衰えるどころかさらに膨れ上がり、2004年初頭に再結成ツアーが発表された際には、ツアーのチケットは即完売となった。ファンの馬鹿騒ぎとメディアの熱狂をよそに、ブラック、ベーシストのキム・ディール、ギターのジョーイ・サンティアゴ、ドラムのデヴィッド・ラヴァリングは冷静を装っているように見えた。エモーショナルなステージ、メンバー間の新たなテンション、そしてツアーの合間に訪れる静寂、さらに子供の誕生から家族の死まで、解散時の確執が完全に払拭されまいまま突入したツアーの足跡。ピクシーズはどこへ向かうのか。
「ピクシーズ ラウド・クァイエット・ラウド」の解説
ロック・シーンにおいて、パンクに続く革新的な音楽を作り出したパイオニアであるピクシーズ。彼らの解散から、再結成、ツアー、そしてツアーの合間に訪れる静寂、さらに子供の誕生から家族の死、また解散時の確執が完全に払拭されないまま突入したツアーなど、彼らの軌跡を追ったミュージックドキュメンタリー。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年2月3日 |
---|---|
キャスト |
監督:スティーヴン・カンター
マシュー・ガルキン
出演:チャールズ・ブラック・フランシス・トンプソン キム・ディール デヴィッド・ラヴァリング ジョーイ・サンティアゴ |
配給 | キングレコード |
制作国 | アメリカ(2006) |
上映時間 | 85分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「ピクシーズ ラウド・クァイエット・ラウド」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。