P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-03-08
久し振りにアベック視聴した…。何処かコミカルでも在る本篇に彼女の笑い声が何度となく響く。宮廷ものの孤独なヒロインの心情は一際,乱世の現代でも共感を呼ぶんだなあ🎵
まりーあんとわねっと
総合評価3.73点、「マリー・アントワネット(2006)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
久し振りにアベック視聴した…。何処かコミカルでも在る本篇に彼女の笑い声が何度となく響く。宮廷ものの孤独なヒロインの心情は一際,乱世の現代でも共感を呼ぶんだなあ🎵
👸ヴェルサイユ宮殿等でも現地ロケーションした本格的な史劇何だけれども,ソフィア・コッポラ監督が画くのはヒロインの違和感,何処か違うと云う居心地の悪さ。此れは監督の映画〈somewhere〉でのヴェネチア,〈ロスト ・イン・ トランスレーション〉での原宿等でもそうだった見たい!ロックな精神にもマッチ
幕末無血開城舞台の朝井まかて著〈残り者〉の読後に本篇ラストを試聴すると宮廷絵巻の如き展開の共通性も在り女性の視座が浮上して来る
そして本編は何と云ってもブーシエ等のフランス絵画の魅惑を持った、当時にタイムトリップして仕舞った様なドキュメンタリータッチ何だ!衣裳や調度品の一つにも本物に拘ったルキノ・ヴィスコンテイ監督作品の如き徹底した完全主義の美学がソフィア・コッポラ監督に在るんだ…。マリー・アントワネット嬢にはオペラの観劇中に気に入ると途中で拍手をする純な気儘さも備わっていて可愛い。アメリカ独立を擁護し、ルソーの人権思想にも共鳴し宮殿に押し寄せた民衆に頭を下げるシーンも用意されている。本ドラマは彼女の葛藤や心根を観客に押し付けては居ない。其処に有るのは普通の女性の感性、息苦しい儀式では無い庶民の暮らしを本当はしたいんだと言う有りの侭の感情だったー。ラストシーンの残酷な簡潔さはもうブレッソン監督やロッセリーニ監督作品見たいな大人のテイストだ🎵🇫🇷
キルステイン・ダンスト嬢のロックな現代的な眼差しで見詰めたマリー・アントワネットだ!映画〈somewhere〉の11才のエル・ファンニング嬢もそうだけど全然芝居がかっていない自然な反応が可愛かったね。王妃だからと言って召使らの着せ替え人形にさせられて身を震わせて「此れって、変じゃない!」って素直に言っちゃうんだから…。何度も二人が寝床で朝を迎えるシーンもショートなコント集で笑いを誘う。フランス革命後の壊された王室のラストシーンも此の一瞬で「夢破れて山河あり」の歴史の断章を描いた。ソフィア・コッポラ監督の謂わば愛のオペラ版黙示録何だろう❤️🎶
ロココ調の絵画の様にお洒落でエレガンスな可愛いマリー・アントワネット嬢!其のポップなセンスはもっと現代的ー。ソフィア・コッポラ監督は歴史劇を現代劇に変容して仕舞う♪主演のキルステイ・ダンストはい一見、お人形見たいだが、狂言回しなのかも。ファッショナブルでスイーツに目がない美食家だが、ポリシーがあって…。やりたかった主題は、親子の家族関係をベースに描いた自伝的な作品<somewhere >とシンクロしている。
歴史的背景を観れるのだと期待してたのですが・・CMで流れているものがストーリーの全てと言って過言はないと思います。ゴージャスさ?としても何か足りないような気がしました。。
ラストが最悪でした、終わった後で結局何だったの?と考えてしまった。華やかさは伝わったけど、ギロチンに至るまでの彼女の心情なんかも描いて欲しかった。CMで『彼女の気持ちは彼女にしかわからない』と言っていたが、全くその通り。何が言いたかったの?
綺麗かわいい豪華たのしい~目で楽しめる映画ですが 内容は肝心な時期に、荒く、すっぽかされる作りで 前半が細かく良くできている為に 後半が薄っぺら ギロチンに行くまでの幽閉期間やシリアスな部分を入れてほしかった ラストは最悪な終わり方
歴史モノだと思っていると、びっくりするくらいポップな作品です。なんといっても衣裳や靴、スイーツがかわいい!ポップでキュートな色使いが楽しい♪ただし、アントワネットの心情にスポットをあてた展開のためフランス史をまったく知らないと「?」状態かも…。キルスティンのキャスティングはどうかと思っていましたが、親近感をいだける配役は作品の雰囲気にぴったり!
女性が楽しめる作品だと思います。
歴史物としても女の一生物としても軽い。華やかな映像美とイメージぴったりのキルステン・ダンストは良かったが、重要場面で流れる音楽が雰囲気に合わず、アート系と見るのもかなり無理。幸い日本人には馴染みのある時代と人物の話なので、映画が適当にすっとばした部分も脳内保完でき、完全にストーリーにおいて行かれる事は無いけど。