ツヒノスミカ 作品情報
ついのすみか
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
「ツヒノスミカ」の解説
何十年も住み続けてきた家の取り壊しを契機に、改めて同じ時間を共有することになる母と息子、そして家族の姿を追ったドキュメンタリー作品。山本マツ、90歳。10数年前に夫を亡くし、ずっと一人で暮らしてきた。世話を焼かれることをかたくなに拒否してきたマツが、妹の死をきっかけに急に弱気になった。息子である耕三(65歳)は思案し、母の住む家を思い切って建て直す事にした。そしてそこに今まで別々に暮らしてきた母と自分たち夫婦が同居しようというのだ。嫁である美代子(64歳)にとって頑固者の義母と暮らすのは正直複雑な心境だ。しかし耕三は何とか美代子を説得した。建て替えの準備が慌しく始まる。家中に山積みになった荷物の整理。何年も眠っていた数々の品が紐解かれていく。整理する母、そして手伝う息子の脳裏に様々な思い出が交錯する。その思い出のひとつひとつに心がからめとられ、作業は一向にはかどらない。こんなにゆっくり実の母と時間を共にするのはいつ以来だろうか。二人にとって幸せな時間が流れていく。その先に待つ別れの予感をしのばせながら……。監督は前作「ジム」で無名の四回戦ボクサーたちの日常と青春の果てを描いた山本起也。今作の主人公・山本マツの孫でもある。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年9月30日 |
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キャスト |
監督:山本起也
出演:山本マツ 山本耕三 |
配給 | クロスフィット/こたつシネマ |
制作国 | 日本(2006) |
上映時間 | 80分 |
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