ユリシス 作品情報
ゆりしす
幼なじみのサライ(斎藤工)とミチル(林剛史)は22歳の大学4年生。二人は学生生活最後の夏休みを思いっきり羽目を外してやろうと、オーストラリア・ケアンズに旅行に来ていた。溢れるエネルギーをもてあましていた若い二人にとっては、もう少し色気のある旅を妄想していたわけで、その点、ケアンズという土地は少し期待はずれであった。いつものようにナンパ目当てで空港にたどり着いた二人に、美しい女性、千景(奥菜恵)の姿が飛び込んでくる。駄目もとでサライが声をかけたところ、思いの外あっさりと狩は成功したのだった。彼女を車に乗せた二人は、千景を楽しませようと必死になるが、彼女はどこか上の空。何となく陰を感じさせる彼女。オーストラリアでは伝説の青い蝶を見ると幸せになれるという言い伝えがあり、千景はその蝶をひと目見ようとケアンズを訪れたと二人に伝える。年上の女性と一夏のアバンチュールに頭がいっぱいになりながら、アテのない三人の伝説の青い蝶探しの旅が始まるのだった…。それは、千景にとって決意の旅であり、二人にとっては青春時代との決別の旅となっていく。
「ユリシス」の解説
幸せを呼ぶ青い蝶”ユリシス”を探す旅を通して、登場人物それぞれの自分探しの旅を描いていく。主演を務めるのは、「犬神家の一族」の奥菜恵。共演はミュージカル『テニスの王子様』で人気急上昇の斎藤工。『JINRO』のCMなど、独特の色彩監督を持つ監督・丹羽貴幸の新たな才能と、撮影監督・高間賢治を始め、実力派ベテラン・スタッフの融合で、今までにないハイクオリティなロードムービーとなった。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年9月23日 |
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キャスト |
監督:丹羽貴幸
出演:奥菜恵 斎藤工 林剛史 |
配給 | ビデオプランニング |
制作国 | 日本(2006) |
上映時間 | 48分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-06-30
私が20代の頃、仲良くしていた女性がオーストラリアのメルボルンにロングステイをしたことがある。だからオーストラリアを舞台にしたこの映画はとても関心があった。これはゆっくりと落ち着いて観ることのできるひじょうに神秘的な作品だ。素晴らしい。奥菜恵さんはチャーミングな超美人だ。大好きだ。