ミートボールマシン(2005) 作品情報
みーとぼーるましん
小さな町工場で働く孤独な青年・ヨウジ(高橋一生)は、川向かいの工場に勤める女性・サチコ(河井青葉)に、ほのかな恋心を抱いていた。実はサチコもヨウジのことを気にしていて、2人は惹かれ合う。だが、サチコが実父に虐待を受けていた事実をヨウジに打ち明けた瞬間、何かが彼女に襲いかかった。それはヨウジがゴミ捨て場で発見し、こっそり自宅に持ち帰っていた謎の生命体だった。その生命体はヨウジの目の前でサチコをレイプし、彼女をモンスターに変貌させる。だが、彼女はヨウジを殺すことなく消え去ってしまった。あまりに衝撃的な出来事に、気を失ったヨウジ。意識を取り戻すと、そこには謎の男(手塚とおる)と、生命体に寄生されながら身体を切断することで、モンスター化を免れた彼の愛娘がいた。謎の生命体の正体について、男はヨウジに語り始める。ヤツらの生存目的は“共喰い”であり、そのためにヤツらは人間の身体に寄生し、“ネクロボーグ”と呼ばれるモンスターを生み出す。そして、胸元の銀色ドーム内に潜む“本体”が彼らの神経組織をコントロールする。それにより、自らの意思を持たないモンスターはどちらかが息絶えるまで、バトルを繰り広げるという。さらに男は生命体の培養実験をしており、ヨウジを愛娘の餌食にしようとしていた。突如、出現した生命体に襲われたヨウジは寄生され、サチコ同様、“ネクロボーグ”に変貌する。だが、彼はこれまで寄生された人間たちと違い、完全なネクロボーグになることはなかった。強大なパワーを持ったヨウジは男を殺害し、アジトを抜け出す。ネクロボーグ化したサチコの姿を見つけ出し、彼女へ想いを伝えようとするヨウジ。だが、サチコの記憶はヤツらに抹消されており、もはやバトル・モンスターでしかなかった。壮絶な闘いの末にヨウジはサチコを殺し、後を追うように倒れるのだった。
「ミートボールマシン(2005)」の解説
互いに惹かれ合いながら想いを伝えることが出来ないままモンスターに変貌した男と女の闘いを、スプラッター・シーンをふんだんに盛り込んで描く。山本淳一が99年に発表した自主映画「ミートボールマシン」を、「地獄甲子園」の山口雄大と共同で監督。出演はドラマ『怪奇大家族』の高橋一生と、「ともしび」の河井青葉。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年9月23日 |
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キャスト |
監督:山口雄大
山本淳一
出演:高橋一生 河井青葉 山本彩乃 河崎賢一 諏訪太朗 増本庄一郎 手塚とおる |
配給 | バイオタイド |
制作国 | 日本(2005) |
上映時間 | 90分 |
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