エリ・エリ・レマ・サバクタニ 作品情報
えりえりれまさばくたに
西暦2015年。世界には、感染すると自殺したくなる奇病“レミング病”が蔓延していた。そんな中、唯一の発病抑制方法が見つかる。それは、日本のあるミュージシャンが奏でる“ノイズ・ミュージック”を聴くことだった。レミング病に感染した最愛の孫娘・ハナ(宮崎あおい)を助ける為、富豪のミヤギ(筒井康隆)は探偵・ナツイシ(戸田昌宏)を使って、そのふたり組ユニット、ミズイ(浅野忠信)とアスハラ(中原昌也)を探しあてる。そして、彼はハナの前で演奏して欲しいと、ふたりに懇願する。だが、彼らはそれを拒んだ。実は、ミズイはかつてレミング病に感染した恋人・エリコを目の前で失っており、彼は彼の音楽を聴いていた筈のエリコの自殺が、病気によるものだったのか、それとも本当の自殺だったのか、今も悩み続けていたのだ。ところが翌日、レミング病に感染していたアスハラが、病気に負け命を絶った。それを機に演奏を決意したミズイは、大きく広がる空の下、緑の大地に巨大なスピーカーを置き、“音”を響き渡らせる。果たして、その音に包み込まれたハナは、生きる気力を取り戻した。
「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」の解説
近未来を舞台に、世界中に蔓延する奇病に感染した少女が、ふたり組ユニットの奏でるノイズ・ミュージックによって再生する姿を描いたファンタジー。監督・脚本は「レイクサイド マーダーケース」の青山真治。撮影を「レイクサイドマーダーケース」のたむらまさきが担当している。主演は、「東京ゾンビ」の浅野忠信と「ギミー・ヘブン」の宮崎あおい。尚、タイトルの「Eli, Eli, Lema Sabachthani?」とは、ヘブライ語で”神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや?“という意味である。第58回カンヌ国際映画祭ある視点部門出品、TOKYO FM開局35周年記念作品。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年1月28日 |
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キャスト |
監督:青山真治
出演:浅野忠信 宮崎あおい 中原昌也 岡田茉莉子 筒井康隆 戸田昌宏 鶴見辰吾 川津祐介 エリカ 内田春菊 眞野裕子 杉山彦々 古賀俊輔 出演(声):斉藤陽一郎 |
配給 | ファントム・フィルム |
制作国 | 日本(2005) |
上映時間 | 107分 |
(C)2005 OLM / VAP / TOKYO FM
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