タイフーン TYPHOON 作品情報
たいふーん
海賊シン(チャン・ドンゴン)は韓国沿岸を航行する米軍船舶を襲撃し、核ミサイルの“誘導装置”を強奪した。米軍は韓国政府にこの事件を黙認するよう迫るが、海軍大尉カン・セジョン(イ・ジョンジェ)は韓国情報院の密命を受けシン一味を追う。シンはロシアと取引し、“誘導装置”と引き換えに核物質を手に入れようとしていた。シンが20年前の脱北家族の一員である事をつかんだセジョンは、シンの姉・ミョンジュ(イ・ミヨン)と接触する。彼女は幼い頃にシンと生き別れになり、ウラジオストクで売春斡旋業者に監禁されていた。重度のアヘン中毒に冒され余命幾許も無いミョンジュ。セジョンは彼女から、シンの真の目的を聞き出す。20年前に脱北して来たシンの親兄弟一族の亡命を受け入れずに北へ送還しようとし、逃亡を図った一族を虐殺した韓国と北朝鮮への復讐。ミョンジュは自分が首謀者の汚名を被る事と引き換えにシンの免責を約束させ、シンと接触する為のおとりになる事を承諾する。彼女は、シンが脱北時に描いた手紙を持っていた。これを見せればシンはセジョンを信用するだろうと言う。20年ぶりの再会を果たすシンとミョンジュ。情報院はミョンジュとの約束を破りシンを襲撃する。苦渋しつつも任務を全うしようとするセジョンだが、シンは逃げ仰せる。情報院は、シン一味が核物質を朝鮮半島にバラ撒こうとしているという情報を掴む。しかしいったいどうやって? その頃、朝鮮半島には双子の巨大台風が近づいていた。大型貨物船で台風の目に向かうシン。在韓米軍は韓国政府に事の静観を命令してきた。セジョンは独断で行動を起こし、戦闘ヘリでシンを追う。シンは大量の大型風船に時限爆弾を搭載した核物質を乗せる。シンの船に潜入したセジョンは銃撃戦の末にシンを殺して風船爆弾の発射を食い止めたが、シンは死に際に一つだけ風船爆弾を発射させた。韓国上空にたどり着いた風船は、しかし爆発しなかった。シンは時限装置のスイッチを入れなかったのだ。海に沈んで行くシンは思い出す。脱北を果たし、再び北へ送り返されるまでの唯一幸福だった1日を。韓国の子供たちに向けて、幼いシンとミョンジュ姉弟は「友達になってくれ」と手紙を書いたのだった。
「タイフーン TYPHOON」の解説
南北両朝鮮に復讐すべくテロ計画を企てる海賊シン。それを阻むべく韓国国家情報院から密命を受けた海軍大尉セジョンと、彼らの争いに巻き込まれるシンの生き別れになっていた姉ミョンシンらの悲劇を描くアクション・ドラマ。主演は「ブラザーフッド」のチャン・ドンゴンと「イルマーレ」(2000)のイ・ジョンジェ。監督は「友へ チング」のクァク・キョンテク。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年4月8日 |
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キャスト |
監督:クァク・キョンテク
出演:チャン・ドンゴン イ・ジョンジェ イ・ミヨン |
配給 | 東映 |
制作国 | 韓国(2005) |
上映時間 | 124分 |
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