シャーロットのおくりもの(2006) 作品情報
しゃーろっとのおくりもの
誰もが変わらない毎日を過ごす平凡な田舎町サマセット。春の大雨が降った夜、農家を営むエラブル家に11匹の子ブタが生まれた。ところが母ブタの乳は10個しかなく、最後に生まれた小さな子は母の胸に抱かれることすらできない。エラブル家の娘のファーン(ダコタ・ファニング)はその1匹をウィルバー(声:ドミニク・スコット・ケイ)と名付け、まるで母親のように育て始める。やがてウィルバーは、様々な動物が住む向かいのザッカーマン農場に預けられることになった。夜、どこからかウィルバーに話しかける声が聞こえてきた。声の主はクモのシャーロット(声:ジュリア・ロバーツ)だった。ウィルバーと彼女は大の仲良しになる。しかし、春に生まれた子ブタは、クリスマスのハムになる宿命にあった。怯えるウィルバーに、シャーロットが守ってあげると約束する。シャーロットは自分の巣に糸で『とくべつなブタ』と綴ったのだ。”ザッカーマン農場のクモの巣”の噂は瞬く間に広がり、静かな農場に人々が押し寄せてくる。ウィルバーがピンチになるたびに、まるで自分の命を縮めることも厭わないような力強さで言葉を紡ぐシャーロット。そんな時、ファーンは町のお祭りで家畜の品評会があることを知る。そこに出て優勝できればきっとウィルバーはハムにされないですむ。シャーロットの身体には新しい命が宿っており無理のできる状態ではないが、ウィルバーとの約束を守るため、品評会に付き添うことを決意。いよいよ明日は品評会の結果が発表される日。シャーロットはネズミのテンプルトン(声:スティーブ・ブシェミ)と共に『最後のメッセージ』を捜していた。そして次の朝、4番目の奇跡が起きる……。
「シャーロットのおくりもの(2006)」の解説
クリスマスのハムになる宿命の子ブタを、クモが愛情を込めて守ろうとするファンタジー。全世界で4500万部を売り上げたE.B.ホワイトの同名原作を映画化。監督は「13 LOVE 30 サーティンラブサーティ」のゲイリー・ウィニック。声の出演は、「モナリザ・スマイル」のジュリア・ロバーツ、「宇宙戦争」のダコタ・ファニング、「ゴーストワールド」のスティーブ・ブシェミ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年12月23日 |
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キャスト |
監督:ゲイリー・ウィニック
原作:E・B・ホワイト 出演:ダコタ・ファニング 出演(声):ジュリア・ロバーツ スティーヴ・ブシェーミ ジョン・クリース オプラ・ウィンフリー セドリック・ジ・エンターテイナー キャシー・ベイツ リーバ・マッキンタイア ロバート・レッドフォード トーマス・ヘイデン・チャーチ アンドレ・ベンジャミン |
配給 | UIP |
制作国 | アメリカ(2006) |
上映時間 | 97分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、2件の投稿があります。
P.N.「グスタフ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2019-09-13
E・B・ホワイトの児童書の初実写化でキリスト教国アメリカならではの作品。特殊撮影技術が進歩した成果は、この様な良心作にこそ本当の価値があると思いたい。どんな子供に対しても、一人の人間として扱い大人になるまでに教えなければならないことが沢山ありますが、まずはこの映画をお勧めしたい。
命の大切さをユーモアたっぷりに、少しの皮肉も込めて分かり易く描いた、大人でも楽しめる童話映画。