ルナシー 作品情報
るなしー
ベルロという若い男が、精神病院で亡くなった母親の葬儀をすます。住む街へ帰る道中、立ち寄る宿で、精神病院の職員に無理矢理拘束服を着せられるという悪夢にうなされる。夢の中で激しく抵抗して目を覚ますと、実際に暴れまわったかのように部屋中が壊れている。その様子を目撃していた公爵が、ベルロを自分の城へと招待する。城では、SM乱交が繰り広げられていた。翌朝、公爵が倒れる。ベルロは公爵を墓地に埋葬するが、戻ると、そこに公爵がいた。彼は、恐怖に打ち勝つためには恐怖を実体験する必要があると考え、ベルロに精神病院へ行くよう勧める。ベルロはシャルロットを紹介され、嫌々ながらも病院へ行く。彼女は乱交の場にいた娘だった。彼女によれば、公爵らに操られた入院患者たちが暴動を起こし、本当の医師たちを地下室に閉じ込めたらしい。隙を見てベルロは医師たちを助け出す。医師は彼に感謝を伝え、心の病を治すには計画的に体罰を加えて肉体を弱らせていく必要がある、そのために13段階の治療法が用意されているという。連れ戻された公爵に、医師は13段階目の治療を施す。翌朝にシャルロットを連れて病院を出ることにするベルロ。夜、彼女は姿を消す。探しながら地下室へと下りたベルロを、治療を受けぼろぼろの姿になり独房に監禁された公爵の仲間が、お前は淫売女に利用されているとあざ笑う。階上へ戻ると、彼女は医師とSM行為にふけっていた。ショックのあまり部屋に閉じこもったベルロは、再び例の悪夢にうなされ物を壊し始める。2人の職員たちが、抵抗するベルロに拘束服を着せる。肉体が強くなりすぎていて彼は心の病に侵されている、第1段階目の治療を開始しなければとの医師の診断が聞こえてくる。
「ルナシー」の解説
連れて行かれた精神病院で恐ろしい光景を目にする、哲学的ホラー。監督は「悦楽共犯者」「オテサーネク」のヤン・シュヴァンクマイエル。出演はパヴェル・リシュカ、アンナ・ガイスレロヴァー、「この素晴らしき世界」のヤロスラフ・ドゥシェク。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年11月18日 |
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キャスト |
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
出演:パヴェル・リシュカ アンナ・ガイスレロヴァー ジャン・トリスカ Jaroslav Dusek Martin Huba バヴェル・ノヴィ |
配給 | アットアームズ=レンコーポレーション |
制作国 | チェコ(2005) |
上映時間 | 123分 |
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